みんなみすべくきたすべく

山の上のお城

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(承前)
 先日来、シュタイン・アム・ラインの写真やライン下りの写真➡➡に写っている、山の上の古いお城。

 それは、ホーエンクリンゲン城です。11~12世紀ごろに建てられ、今は博物館とレストランになっています。シュタイン・アム・ラインの街から車で5分とあったものの、歩くと片道小1時間。なにせ、山の上。

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 ライン下りの船からも見え、しかも遠くからでも見え、シュタイン・アム・ラインの街からも、いつも見え・・・で、やっぱり登ってみよう!ということになりました。近年、地理と歴史は、その場に立ってみようという気持ちが大きく、こんな見張り台みたいなお城、行ってみなくちゃね。
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はい、結構な急坂で大変でしたが、最高の景色がそこにありました。
シュタイン・アム・ライン・・・ラインの石(宝石)、という意味が、よくわかりました。
写真じゃうまく伝わらないのが残念。(続く)
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川沿いにあるく シュタイン・アム・ライン

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(承前)
 シュタイン・アム・ラインの川沿いには、遊歩道と、公園があって、そこには、果実のなる木々が植わっていました。
 ベリー類も、樹木の果実も好きなカ・リ・リ・ロにとって、誘惑が多いものの、歳を考えると、さすがに静かな散歩道で木に登るわけにもいかず…
 写真は、プルーン、りんご、洋ナシ、ローズヒップ
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ということで、鳥も多く、子どものための小さな汽車や線路、遊具もあって、豊かな暮らしぶりのおすそわけをもらって満足しました。(続く)
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☆写真一番下、山の方を見上げると、あれ?
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テムズ川べりに似てる!

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(承前)
 ラインのほとりのシュタイン・アム・ラインですから、当然、川べりの散歩も欠かせません。
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 ん?どこかに似ている・・・・そう!テムズ川上流!! 
 ラインの流れの幅の方が大きいのですが、テムズ川上流の豊かな雰囲気と、このシュタイン・アム・ラインの豊かな雰囲気が似てる。リッチな生活が見えてきそうなゆったり感。家にボート小屋があって…庭の一部が、川・・・うーん。静かにみなさんお暮しです。(続く)
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☆写真一番下、川向こうからシュタイン・アム・ラインの街を見ると、山の上に・・・

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シュタイン・アム・ライン 裏道

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(承前)
 シュタイン・アム・ラインという小さな街➡➡、城壁に囲まれた小さな街は、カリジェ➡➡の他、壁絵や装飾された古い建物で見どころ満載ですが、ちょっと裏に入っても、そこはそこで優雅なたたずまい。
 もとの街の周りには、東門跡があり、北門・西門が残っています。
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昼間は賑わう観光地であるものの、ここに住まう人の自信と誇りを感じるのです。それは、整然としているからか、朝夕の静寂さからか、清潔に整えられているからか・・・
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 ともかくも、この小さな街は魅力的でした。ということで、今回は、本通りでなく裏道。明日は、川べり。そして・・・(続く)
☆写真一番下、城壁より外の教会の敷地から山の方を見ると、あれ?
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カリジェの足ふき

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(承前)
 カリジェの壁絵のあるホテルの小さなフロントにあったのが、上のラグ。カリジェの壁絵➡➡の図柄の右上に、スーツケースを置いています。なかなか洒落てます。

 カリジェ自身は、頑固そうな感じではあるけれど、意外とお茶目な人だったと思われます。
 例えば、写真下の壁絵に描かれているのは、トランプやってるキングとクィーンと道化だし。次の写真に写る猫は、ミルクをこぼして、茫然自失。
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 もし、昨日の写真を見ていただけるなら、それぞれにユーモアと動きが描かれているのがお分かりになると思います。
 上から三番目の小鳥がカーテンを開けたところにある果物かごの取っ手には、葡萄の蔓が絡んでいます。その下の絵の真ん中にいるインコ系の鳥がとまっているのは、陶器でできた枝の上。また、その下は、細い花瓶の口に入りきれずに落ちる花のその瞬間。などなど。
 さらに、次に写るザリガニ・えびの絵には、画面からはみ出る川魚の絵。
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動かない壁に、物語を書き、見るものの心を動かせる。壁絵を描く人の心を見るような気がします。
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カリジェの壁絵

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(承前)
 シュタイン・アム・ラインで泊まったのは、カリジェの壁絵があるホテルでした。正確に言うと、壁絵は広場に面したレストランの壁で、ホテルはその奥なので、壁の窓から近くに絵を見るという楽しみはありませんでした。(ただし、ホテルの食堂や廊下には、カリジェの複製画が飾られていました。)

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 カリジェの描いた絵は、古い時代の街に違和感なくありました。

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 かつて、東スイスのクールや彼の故郷トゥルン➡➡で、見かけたカリジェの壁絵は壁のアクセントという感じでしたが、シュタイン・アム・ラインのそれは、全体の装飾性や物語性など、見ていて飽きませんでした。
 (トゥルンのカリジェの壁絵の写真は、こちらの第4回、第14回➡➡ )(続く)
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☆一番下の写真は、チューリッヒの古本屋さんのウィンドー。クライドルフ「アルプスの花物語」とカリジェ絵「ウルスリのすず」(ヘンツ文)

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北スイスの 古い街並み その3

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承前)
 ライン下りの途中、川幅が狭くなるところ、シュタイン・アム・ラインに宿泊しました。こここそ、「THE  VERY 中世」の街並み。隅から隅まで、古いものを残して、保全しています。
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 ベルンにも➡➡ ルチェルンにも➡➡ ヴィンタートゥールにも➡➡ シャフハウゼンにも➡➡ あとで、記載予定のザンクトガレンやバ―ゼルにも 壁の装飾、建物の装飾は、多々ありました。が、ここは別格のような気がします。大体、ホテルさえも、木の梁でできている昔ながらの建物。
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 昼間は、大勢の日本人以外のアジアの観光客でにぎわう街も、朝夕の散歩時はさすがに静かでーというか、特に朝は、こんなに静かな街は知らないくらい静かでーこの街をゆっくり回ることができました。(続く)
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右にラウフェン城がある

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(承前)ゲーテ「スイス紀行」(木村直司訳 ちくま学芸文庫)
≪われわれは舟で渡った。ライン瀑布は把握しやすい正面から見てもすばらしい。それはなお美しいと呼ばれうる。これまでよりもっと見えるのは、段階的な落下と、幅の広がりの多様性である。さまざまな作用を比較することもできる。右岸の抑制できないものから、左岸の利用可能なものまである。≫
・・・・うーん、やっぱり小難しい。訳の問題かなぁ。
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≪奔流の生ずるところで見事な岸壁が見える。これにもとづき、川の水の流れ落ちる様子を予感できる。右にラウフェン城がある。私がたっていたところからは、ヴェールト小城と、そこから出ている堤防が左の前景をなしていた。こちらの側にも石灰岩があり、恐らく、奔流の真ん中の岩も石灰である。≫

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・・・・・と、どんどん文学的というより、鉱物論の著作もあるゲーテらしい視点も出てきます。
が、読んでから、実体験したので、ああ、あれって、石灰岩なのね。などといつになく、しっかり岩を見ました。(続く)

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ライン瀑布

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(承前)
 ライン川の滝については、カ・リ・リ・ロが、ゴソゴソ書くより、ゲーテ「スイス紀行」(木村直司訳 ちくま学芸文庫)
≪ライン瀑布の感覚的現象のさまざまな様相を、木造の足場から見た。岩石。流れの中にあるもの、奔流に研がれたもの、川の水が激突していくもの。それらの抵抗。上のほうにひとつ、下にもうひとつの別の岩、まったく水で氾濫。速い波。落下のさい泡立つ水。下の窪地の泡沫、窪地で沸き立つ水。    「水は泡立ち、たぎり、ざわめき、飛沫が鳴る。」という詩句はたしかに正鵠を射ている。流れる水の面が緑色に見えるのに対し、すぐ近くの泡沫はかすかに赤みをおびている。下のほうで波が泡立ちながら流れ去り、あちこちで岸にぶつかっている。川の流れはすこし弱まり、水は流れ去るさいにまたその緑色をしめす。≫

 ゲーテは、このラインの滝に同日朝晩も合わせると4回行っています。一度滞在すると、時間を替えて訪れたりして、かなりこの滝に心を揺さぶられた様子が、随所に表現されています。

 凡人の我々はゲーテのように「喚起されたさまざまな考え」などなく、「わぁ すごーい」などしか言えませんでした。
 (・・・・なーんか、ゲーテがいうと小難しい。)

≪長いこと眺めていると水の動きが増大してくるような気がする。持続する巨大なものは、われわれには常に成長しているように見えざるをえない。完全なものは、われわれにはまず円満具足なものとして現れ、われわれをしだいにそれ自身のほうへ高めていかなければならない。≫ (続く)
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自然はいかに恵み深いことか。

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(承前)
  さて、ゲーテは、三度「スイス徒歩旅行」に出かけています。
 その第一次旅行(1775年)にこんな文と詩が
≪われわれは舟に乗り込み、晴れたある朝に、すばらしい湖の沖合へ漕ぎ出していった。次に挿入する詩から、あの幸福な瞬間の雰囲気がすこしでも伝わってくれればよいと思う。

 新鮮な養分、新しい血を
 私は今や自由闊達な世界から吸収する。
 私を抱きしめてくれる
 自然はいかに恵み深いことか。
 波は乗ってくる小舟を
 櫂の動きに合わせて進める。
 雲のたなびく山々が
 押し迫ってくる。
 
 なぜ目を伏せるのか、
 金色の夢が甦ってくるのか。
 どんなに金色でも、夢よ去れ。
 ここにも愛と生がある。

 波の上がきらきらと
 無数の星のように輝く。
 周囲のはるかな家並みが
 狭霧に飲まれていく。
 朝風がさわやかに
 木陰の岸辺に吹き寄せる。
 湖水には実りつつある果実の
 姿が映っている。≫(続く)
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*「ゲーテ スイス紀行」(木村直司編・訳 ちくま学芸文庫) 
 

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