FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

オスカー・ラインハルト美術館 

ラインハルト14j
(承前)
 もう一方のオスカー・ラインハルトコレクション、ヴィンタートゥール市街地の公園にあるのが、オスカー・ラインハルトコレクション「アム・シュタットガルテン」美術館です。
 丘の上のコレクションは印象派を中心に、後期ゴシックから20世紀まででしたが、こちらは、主に18世紀末〜20世紀半ばのスイス、ドイツ、オーストリアの画家の作品や、スイスの風景画などを展示しています。 
 スイスの印象派と言われたジャコメッティの父親の絵もたくさんありました。
      rainnharuto16j.jpg
ラインハルト17j
 他にもスイスの風景画も多くあり、丘の上のオスカー・ラインハルトコレクションとは、少々雰囲気を異にしていました。(続く)
    ラインハルト18j
    ラウンターブルンネン
☆写真は、上からオスカー・ラインハルト美術館、ジョヴァンニ・ジャコメッティ二枚、キャスパー・ウルフ「ラウターブルンネンの滝」一番下は、現在のラウターブルンネン
 

PageTop

オスカー・ラインハルトコレクション「アム・レマーホルツ」 その4

ラインハルト1j
(承前)
 センスのいいお屋敷美術館は、その立地も素敵です。ロンドン ハムステッドのケンウッドハウスもハムステッドヒースから遠くロンドンを見晴らす丘(ヒース)の上にありましたし、今回行ったオスカー・ラインハルトコレクションも街を見晴らす丘の上、敷地に森・・・
ラインハルト2j
ラインハルト3j
その庭には、彫刻が点在し、気持ちのいい空間となっています。さらに森の方の拡充しようとしていました。
ラインハルト4j
ラインハルト5j
ラインハルト6j

PageTop

オスカー・ラインハルトコレクション「アム・レマーホルツ」その3

オスカー17j
(承前)
 オスカー・ラインハルトコレクション「アム・レマーホルツ」には、それぞれの画家の特徴がわかりやすい絵画が多く、小難しく考えることなく絵画が楽しめる空間です。だから、美術に関心の深くない夫も楽しめたのでしょう。
 例えば、上のピカソは、遠くからでも「ああ、青の時代のピカソね」とわかるのが嬉しい。
 オスカー19j
ルノアールもいかにも・・・
 セザンヌもいかにも・・・
 モネもいかにも…
 そんな中、最後の空間に一枚あった、セザンヌは、夫もカ・リ・リ・ロも気に入り、初めて、同じ絵画の前で、「いいなぁ。これ」と語り合うという とても珍しい時間を過ごしました。(続く)
オスカー18j
     オスカー20j
☆写真一番下は、先日の➡➡ルノアール(左壁)とマイヨール(右隅)。窓の向こうはお庭です。

PageTop

オスカー・ラインハルトコレクション「アム・レマーホルツ」 その2

   オスカー13j
(承前)
 ヴィンタートゥールの丘の上、オスカー・ラインハルトコレクション「アム・レマーホルツ」は、展示内容も状態のいい絵画ばかり、しかも具象絵画なので、素人にもわかりやすい。
 ルノアールもモネもマネもドガも、ロートレックもピカソも、セザンヌも。アングルもコローもドラクロアも。絵画だけでなく、彫刻も。ロダン、マイヨール・・・
オスカー10j
 ドーミエもたくさんありました。水彩やエッチングだけでなく、油絵も。(上の写真、窓の傍にあり、光の加減で、実物の良さが伝わらない。何枚も撮ったのですが、実物とは全然違う・・・)
 特に三等客車のシリーズがあったのは、嬉しいものでした。
     オスカー14j
 というのも、かつて、大学院の聴講で、「フランス文化論」の末席にいましたが➡➡そのレポートの題材に選んだのがドーミエの「三等客車」だったからです。カ・リ・リ・ロの選んだのは、母子の描かれた作品でしたが、ここでは男性陣ですね。(続く)

     オスカー16j
☆写真上から、コロー、ドーミエ、ドーミエ、ロートレック

PageTop

オスカー・ラインハルトコレクション「アム・レマーホルツ」その1

オスカー11j
(承前)
 スイス ヴィンタートゥール➡➡ には、オスカー・ラインハルトという美術蒐集家の美術館が二つあります。市民公園に一つと、丘の上の私邸だったところに一つ。
オスカー2j

オスカー3j
 ロンドンのコートールド➡➡、パリのジャックマール=アンドレ美術館➡➡など、こじんまりとしたお屋敷を美術館にしたものは、入場者も少なく、趣味こそ違え、厳選されたものだけが並んでいる美術館なのですが、丘の上にある オスカー・ラインハルトコレクション「アム・レマーホルツ」、ここもその一つ。
オスカー1j
  
開館時間に到着する駅からのシャトルタクシーに乗っていたのは、我々夫婦ともう一組のドイツ語圏の夫婦のみ。
オスカー・ラインハルトコレクション「アム・レマーホルツ」では、どの絵も独り占め。

 美術鑑賞は、趣味でなかったはずの夫も、美術の教科書に出てきた有名画家の連続に、興奮気味。いつのまにやら、鑑賞者というより、スマホ撮影者と化していました。(フラッシュたかなければ写真OK)(続く)

☆写真は一番上から、クラナッハ「(ヨハネス・クスピニアン博士と夫人の肖像」 (ヴィンタートゥール市内の写真➡➡に写る絵)。
 二番・三番の暖炉の上の絵はルノアール。
 四番めは、ルノアールの前にマイヨール。(この空間には、この二つだけ。お互いを高め合っているように思える、いいセンス!!)
 五番目は、一番上のクラナッハの右横に展示のブリューゲル。「雪中の東方の三博士の礼拝」(降りしきる雪が細かく描かれています。)
オスカー8j

PageTop

テキスタイルミュージアム

てきすたいる1j
(承前)
 かつて、ザンクトガレンに行ったときには、テキスタイル美術館が、この街にあることを知りませんでした。娘が刺繍やレースや、そういう仕事に携わるようになってから、娘の父親も、その分野に関心が生まれました。
てきすたいる5j
てきすたいる4j
 以前、レマン湖畔 モルジュの街で手芸店に入った時、≪今や、スイス刺繍というのは、ザンクトガレンでのみ。そこのミュージアムに行ったら、見られるよ。≫などと教えてもらっていたので、次回行ったらと、娘の父親は目論んでいたようです。
 
 で、ザンクトガレンに行くことに。
 しかしながら、結局、今夏は、娘もスイスに後半一部合流し、娘は自分自身で、テキスタイル美術館に行くことになりました。ところが、娘より先に行って、情報をと思う父親心は、ザンクトガレン行きを変更せず、綺麗な展示品を見ることになったわけです。
てきすたいる2j

 今、巷に流行る、レースの服ですが、このしっかりした厚みのレースは、ゴージャスで美しい。
  てきすたいる3j

PageTop

ヴェヴェイの小さな家

         ル18j
(承前)
 レマン湖畔、ヴェヴェイの街はずれにあるル・コルビジェの「小さな家」の中には、何枚かの絵が飾られています。上の写真に写る絵の額には、窓の向こうのレマン湖が写っているのがおわかりいただけるでしょう。
 つまり、右を見れば湖、左を見れば絵画。(反対でも同じ)
ル16j
         ル17j
 この三枚目の左の絵は、どうもル・コルビジェの考えだした、人間が立って片手を挙げた寸法と建物の寸法の黄金比とやらに関係ある絵のようです。(モデュロールというらしい)その点について、カ・リ・リ・ロには難しくて、よくわからないのですが、この横長の「小さい家」の比と同じように思える建築物が、レマン湖畔のいろんな場所で見かけたのは事実です。どれも景観を邪魔せず、すっきりとレマン湖を望んで立っているのが共通していました。かつて、村長さんに敬遠された「小さな家」が、ヴェヴェイ以外でも、増えていたのでした。(続く)ル14j 

PageTop

ル・コルビジェの小さな家

ル10j
(承前)
 ル・コルビジェが両親に日の光と共に送った小さな家は、近隣では、本当に小さいものでした。が、とても機能的。ル・コルビジェのお母さんが100歳まで暮らした家ですから、生活の匂いも残って居ます。
 ル15j
ル13j
小さな扉を開けると洗面だったり、収納の仕切りは、部屋に仕切りになったり、窓がないと通気の悪いところは、高い場所に窓があり、トイレ・台所・バスタブ・洗面・暖房・・・そして、湖を見渡し、くつろげる大きな空間。そのくつろぐ高さには大きな窓があり・・・
ル5j
ル8j
 面積の狭い、しかも細長い家として、使い勝手の良いものを考えたら、ああなった。とはいえ、狭い空間なら、日本もお得意ですから、日頃、広い空間になれている人たちが感心する点があったとしても、こんなん日本にあるわ・・・と、少々冷めた目で見たものもなくはないです。
ル6j
ル11j
 今や庭の木が切り落とされなくなってはいますが、木があれば、もっと素敵だったに違いないと思います。湖からでも、建物自体が見えるようにしたんでしょうが、やっぱり、木陰のある家の方が、住まいとしてはふさわしいはず・・・(続く)
 
ル19j

       

PageTop

レマン湖の小さな家 

ル2j
(承前)
 さてさて、スイス2016のレマン湖報告に戻ります。

 レマン湖畔ヴェヴェイは歴史ある街です。
 そんなヴェヴェイの街はずれに、ル・コルビジェの「小さな家」が世界文化遺産登録されたのは、つい先日のこと。登録された時にはすでに、レマン湖に行く予定を組んでいましたから、これは、当然行ってみなきゃ・・・

 家の見学は絶対晴れた日にしようと思っていて、まずは、船での周遊の時に、湖側から撮った写真が、上のものです。かなりのズームで撮っています。かつて、村長が「自然に対する冒涜」とした理由がよくわからないくらい、その家は、岸壁のようで、探し出すのも大変です。ネスレ本社の丸いビルが目印でなかったら、難しかったでしょうね。
         ル4j
 それで、レマン湖滞在の一番のお天気の日に、ヴェヴェイ駅から20分ほど歩いて、その「小さな家」に行きました。
         ル7j
 お天気の日を選んだ理由は、おわかりでしょう?
 ル3j
小さな家の大きな(長く続いた)窓から、レマン湖の光と風を感じられると思ったからです。ル・コルビジェが、両親に送った最大の贈り物、それは、建築物ではなく、その陽光だとわかります。(続く)
ル1jj

PageTop

イエニッシュ美術館

ヴェ1j
(承前)
 ヴェヴェイのイエニッシュ美術館は、邸宅だったところを美術館にしたようで、こじんまりとしていました。玄関わきで、子どもたちのワークショップはが、開催されていましたが、鑑賞者は、我々以外は一組だけ。
 静かで落ち着いていて、ゆっくり鑑賞できました。先のココシュカホドラーの充実は、ネスレ150周年の提供でもあるらしいのですが、思わぬところで、いいものを眺めることができ、満足でした。この美術館の前にネスレミュージアムに行って、なんとなく、すっきりしていなかったので、特にそう感じたのかもしれません。

 周りは、歴史的な建物や、あるいは歴史を守ろうとする建物があって、中世の街並みの残る商店街とは違う雰囲気がありました。
 下の二枚は、イエニッシュ美術館の同じ踊り場の窓から撮ったものですが、まるで、ロシア教会とキリスト教会が隣にあるかのように見えました。(実際には丘の上と道路沿い)古いガラスなので、歪んで写っています。(続く)
イエ1j
                   イエ2j

PageTop