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Song of Robin Hood

              ロビンフッドの歌j

 5月に行った、教文館「島多代の本棚から 絵本は子どもたちへの伝言」展のとき、少々荷物になるのを覚悟で購入したのが、「Song of Robin Hood」(ロビン・フッドの歌)です。

 バージニア・リー・バートンの絵本リストに入っていて、一度、手に取って見てみたいものだと思っていた絵本です。
 こんなにきれいで思いのこもった絵本は、重くても買わなくてはね。もし、ペーパーバックがあったとしても、これは、絶対ハードブックがいい!もちろん、翻訳がでたらなぁ・・・
 
 英国のロビン・フッドの楽譜付古謡集です。(Anne Malcomson編 Grace Castagnetta編曲 バーニア・リー・バートン装丁・挿絵 Houghton Mifflin CO.刊)18の古謡が入っていて、ロビン・フッドのお話の概要が楽しめます。もちろん、英語が読めたら、楽しみは満点でしょうが、バートンの細かい絵や、考え抜かれたページ構成によって、絵を見るだけでも、お話がたどれます。

 昔の書物のように、文字を飾り、話自体の流れも飾り、いたるところに植物を配し、カバーをとれば、本体表紙のデザインも、なかなか素敵!隅々まで、バートンの息遣いがあふれています。なかなか、こんな丁寧な仕事、最近は少ないのではないかと思います。

 編者のまえがきに続き、バートン自身の絵についてのまえがきがあるのですが、そこには、自分の暮らす20世紀の合衆国ニューイングランドの植物と、12世紀当時の英国の植物についての差を埋めるために、「英国の野生の花々の観察」や「野菜の王国の歴史」といった図鑑を用意したとありました。
 
 上記写真に写るのは、「Ⅻ ロビン・フッドと黄金の矢」の絵と、カバーです。「Ⅻ ロビン・フッドと黄金の矢」の絵の足元には、タンポポが咲いています。
 そして、そのキャプションには、≪タンポポは、英国と同じようにニューイングランドのどこででも見つけることができます≫とあります。
 ところが、このような米英共通の植物だけでなく、最後の章「ロビン・フッドの死」に、バートンが選んだ植物は…(続く)
 

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