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みんなみすべくきたすべく

ペニーさんと動物家族(1)

キューガーデンかぼちゃj
 (承前)
 ペニーさんと暮らす動物たちは、人間味あふれ、絵を見て、話を聞いて、より親しいものになっていきます。
 まず、ペニーさんシリーズ第一巻「ペニーさん」から読むと、動物それぞれが、大きな絵で紹介されています。

 年とったウマのリンビーは、“いつも右の前足をひきずって歩きました。でも、それはペニーさんにぬりぐすりをぬってマッサージしてもらいたいから、そして競馬ウマのようにほうたいをまいてもらいたいからでした。”
 包帯とかバンソコウを巻いてもらうのが好きなのは、リンビーだけじゃないですよね。「沖釣り漁師のバート・ダウじいさん」のクジラたちと、人間の子どもたちも、です。

 流し眼が麗しいムールというメウシは、とてもきれいな目をしているのに、ひどいめんどくさがりや。
 それにブタのパグワッグなんて、名前そのもの。ものを食べているときは鼻をならし、眠っているときは、いびきをかくのですから。パグワッグ、パグワッグって。そういえば、「かもさんおとおり」の子ガモたちの名前も、続けて読めば、鳴いているみたいでした。
 
 それになんといっても、ペニーさんが、際立っています。 「ペニーさん」「ペニーさんと動物家族」の表紙もペニーさんの大きなお顔の絵。(大きな安全ピンをしている理由はいわずもがな)初対面の印象は、普通のおじさんなのですが、お話を読み、親しみを抱いて、お顔を見ると、「温厚」「寛容」その人です。

 「ペニーさん」のお話は役立たずの動物たちと思われていた動物たちが、頑張る話。妖精の靴屋の話に似ています。
 「ペニーさんと動物家族」は、収穫したご自慢の大きなカボチャや動物たちと農業祭に行く話。表紙には、ペニーさんだけでなく、にこやかなウマのリンピーが。一緒に描かれているのは、リンピーも大活躍だからです。(やっぱり、大きな安全ピンをつけています)
(続く)

*「ペニーさん」(マリー・ホール・エッツ 松岡享子訳 徳間書店)
*「ペニーさん動物家族」(マリー・ホール・エッツ 松岡享子訳 徳間書店)
*「ペニーさんのサーカス」(マリー・ホール・エッツ 松岡享子訳 徳間書店)
*「沖釣り漁師のバート・ダウじいさん」(マックロスキー わたなべしげお訳・童話館)
*「かもさんおとおり」(マックロスキー わたなべしげお訳 福音館)

☆写真は、英国 キューガーデン (撮影:&Co.Ak)

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