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北斎展

              北斎j
(承前)
ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」(~2014年6月22日 神戸市立博物館)
 もちろん「神奈川沖波裏」や「凱風快晴」も展示されていましたし、「諸国瀧廻り」「冨嶽三十六景」「百人一首うはがえとき」「百物語」などなど、見ていて飽きないものばかりですが、北斎は、花鳥を描くのも、本当に上手い。

 写真に写る3枚は、当時注目されていた中国の花鳥画のように、漢文が添えられているものもありますが、北斎は中国のそれを真似ることなく、自分なりの空気をいれているように思います。大胆な構図と、花や鳥に対する確かな観察眼。風景と人物を描いた作品とはまた違う魅力があります。
 同じ花鳥画の「朝顔に蛙」の蛙がどこにいるか、探すのも楽しいし、「菊に虻」をみながら、「何で虻?他にも虫はいるでしょうに!」と、突っ込みながら見るのも楽しい。
 もちろん、それは、ほかの人物画を見ながら、「この人、こんなことしてる!」などと言いながら、鑑賞する楽しみと同じです。

 2015年、東京墨田に北斎美術館が誕生するらしいので、楽しみにしてよっと。今頃、やっと、って、感じもするけど・・・。
 ああ、海外の目利きたちが持って行った、数々の江戸もの。明治の超絶工芸も。
 このことについて、永井荷風が当時(大正期)すでに嘆いている「江戸芸術論」については、またいずれ。
*「江戸芸術論」(永井荷風 岩波文庫)

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