FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

真面目な名所案内

壁面j
 先日の大雪の上京のお供に持って行った本は、「謎解き 広重『江戸百』」(原信田実著 集英社新書 ヴィジュアル版)でした。
 たくさんの図は、嬉しいものでした。作者は、いわゆる芸術系の研究者でなく、翻訳者で浮世絵研究家。従って、絵画という視点より、歴史的背景から謎解きに迫るという手法です。また、この新書には、歌川広重の「江戸名所百景」の全図が掲載され、それも、巻末、描かれた年代毎にまとめられていて、広重入門者には有難い。また、描かれた場所の特定地図も掲載されているので、東京に土地勘のある人には、楽しいだろうと思います。

 するうち、浮世絵太田記念美術館に足を運んだら、ああ、これ、本に掲載・説明されていた浮世絵!と、訳知り顔で、鑑賞したのでした。
 
 が、しかし、私は北斎の方が、やっぱり好みです。確かに、広重の絵は、花や鳥や猫など、うまく配置されているし、雨や風や雪も絶品だけど、うーん、いかんせん、人の動きや表情にぎこちないのがある。
 それに、「江戸百」の中の大胆な構図と思われる作品も、やっぱり北斎のセンスとは違うなぁ・・・
 とはいえ、真面目な名所紹介の風景図にも、隠された意味があったんですねぇ。

☆歌川広重も相撲絵を描いていますが、この写真、東京 両国 国技館 壁面に写る行司は、誰の作品を大きくしたのか不明。入場せず、入場門付近から撮ったので、入場門も少し写ってしまいました。

PageTop