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みんなみすべくきたすべく

おかしの型

       お菓子と飴j
(承前)
 タチアナ・マーヴリナの絵は、大胆でユーモラスです。そして、色彩豊か。1976年に国際アンデルセン賞の評価も受けています。邦訳されている絵本に、「おかしのくに」 (マヴリナ文絵 みやかわやすえ訳 福音館)があります。
 
「おかしのくに」では、いろんビスケットの型からできた、人や動物が中心になって、昔話風にお話が展開されます。 ≪・・・ねこは、おかしをみんなペチカのなかにならべて、ひをつけました。さあ、こねこたち あつまっておいで、おいしいビスケットが できるよ。ペチカが、ひのようにまっかになりました。ビスケットが、やけました。ねこが、てをのばしてもあつくて、つかめません。そのうちにビスケットは、あっちっち!と、いって、みんなにげました!≫
 ・・・と、ビスケットたちが、森や原っぱや小川や山に。王様や汽船や汽車も出てきます。
 3人の羊飼いたちは、同じ型からできているので、名前は、3人ともエゴールカ。可愛い3人の女の子たちも、名前はみんなカチェリンカ。
 動きのないビスケットたちなのに、マヴ―リナのダイナミックな描き方で、どの人物(動物)も生き生きと。

 解説に、博物館にあるビスケット型押し板から、この本のイメージをふくらませたと書いてありました。そういえば、京都の老舗のお菓子屋さんの壁 上方に、お菓子の木型が並べられていて、その使いこなされ、黒光りしたような昔のお品に見とれたことがありました。(続く)
  
☆写真は、干支の生菓子と干菓子。どちらも12年毎に登場の型で作ったのでしょう。谷崎潤一郎と縁のあるお菓子屋さん謹製。右に写る金銀の飴は、京都地方の老舗のもの。写真より実物の方が金銀に光ってます。中にきなこが入っている金。中に黒ゴマ粉が入っているのが銀。どちらも、ちゃんと、その風味がします。

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