FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

こねこのぴっち(その1)

755ぴっちj
 我が家には2冊の「こねこのぴっち」 (おはなしとえ:ハンス・フィッシャー  やく:石井桃子 岩波)があります。
 大判の「こねこのぴっち」は、1987年第1刷です。
 小さい方の「こねこのぴっち」は昭和51年第22刷の「岩波の子どもの本」です。
 今日は、この小さい方の「こねこのぴっち」と、学生だった私の出会いの話です。

 当時の彼氏は、今の夫でもありますが、デートコースには、書店がよく入っていました。
 幼児教育を勉強していた私は、よく書店の絵本コーナーで立ち読みしていたものです。その間、彼氏は、到底、私が読まないようなコーナーに居たと思います。

 で、その日、「こねこのぴっち」が、背表紙で本棚に並んでいるのではなく、その書店では、表紙を上にして平置きされていました。絵本のフェアでもしていたのでしょう。つまり、ぴっちが、こっちを向いています。

 わ!ぴっちの可愛いこと!「連れて帰って・・・」と、私に微笑むではありませんか。
 うーん、可愛い!こっちを見てるぅ!

・・・とその時、彼氏が約束の時間通りに、やってきました。
「これ、可愛いでしょ?」
「買うのん?」
「うん」
「クリスマスプレゼントにしようかっ?」
やったー!というわけで320円のクリスマスプレゼントをいただいたというわけです。

 とまあ、こんなくだらない話より、ぜひ、沼辺信一さんの「私たちは20世紀に生まれた」の「ぴっち」の奥の深いお話をお読みくださいませ。「岩波の子どもの本」の「こねこのぴっち」を小さくしたプロセスだけでなく、作者のフィッシャー自身が、日本の縦文字の並ぶ小型本を深く愛していたことがわかる興味深い文です。
(つづく)

☆写真は、中央上、ずいぶん傷んだ岩波の子どもの本の「こねこのぴっち」。その下に敷いているのが大型「こねこのぴっち」。その下「たんじょうび」「長ぐつをはいたねこ」「ブレーメンのおんがくたい」「いたずらもの」「るん ぷん ぷん」の見返しをそれぞれ、開いたところ。

「こねこのぴっち」 (おはなしとえ:ハンス・フィッシャー やく:石井桃子 岩波)
「たんじょうび」 (ハンス・フィッシャー 文・絵 おおつかゆうぞう訳 岩波)
「長ぐつをはいたねこ」 (ハンス・フィッシャー 文・絵 やがわすみこ訳 福音館)
「ブレーメンのおんがくたい」 (グリム童話 ハンス・フィッシャー絵 せたていじ訳 福音館)
「いたずらもの」 (グリム童話より ハンス・フィッシャー絵 さとうわきこ訳 小さな絵本美術館)
「るん ぷん ぷん」 (ハンス・フィッシャー作 さとうわきこ 言葉 小さな絵本美術館)

PageTop