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みんなみすべくきたすべく

みんな鵞鳥の足をしている

          かいじゅうくんj
(「ティシュフツェの物語」から続き)
(承前) 
 ところで、小難しく考える前に、このお話「ティシュフツェの物語」に、特に惹かれた箇所があります。
 悪魔とラビの駆け引きのクライマックスです。
≪・・・・・
―後生だが、もうひとつだけ、証を示してほしいのだが。
―どうして欲しい?太陽の動きを止めろとでも?
―足を見せてもらいたいのだ。
ラビがこの言葉を口にしたとき、おれは、万事休すと思った。おれたちは、からだならどこでも他の形に変えることができるが、足だけはそれができない。一番ちびの小鬼から、ケテヴ・メリリにいたるまで、おれたちはみな鵞鳥の足をしている。≫

 おお!!!「かいじゅうたちのいるところ」(神宮輝夫訳 冨山房)のあの子!!!あの子は悪魔だったんだ!
 センダックの絵が浮かびました。
 センダックの両親もポーランドからアメリカに渡ったユダヤ人です。
 センダックは、シンガーの「やぎと少年」 (工藤幸雄訳 岩波)に、挿絵を書いています。
 (「牛乳屋テヴィエ」に続く)

☆写真、ロージーが手で示すかいじゅうの足は鵞鳥(のような鳥)の足。改めて、絵本を見てみると、意外とこの子の出番は少ない。(いつも、おいおい・・・と、困ったような顔をしてます。)かいじゅうたちには、人の足をしている子も一人いますが、その子は、センダック自身に顔が似ている気がします。二枚の絵は、1994年のカレンダー。

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