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みんなみすべくきたすべく

ズマトリーコバー 絵

           りんごの花j

 福音館書店が60周年を記念して、図書館員にアンケートを実施し、その結果を踏まえて絵本11冊、童話8冊が復刊されました。

 その中の一冊に「かあさんねずみがおかゆをつくった チェコのわらべうた」 があります。
 一冊で一つのお話と言うのではなく、いくつかのチェコのわらべうたが入っています。リズミカルで楽しい訳を、子どもたちと何度も何度も楽しみました。手元にあるのは、ずいぶん年季の入った一冊です。また、ヘレン・ズマトリーコバーによる絵は、単純なラインながらも、明るい雰囲気の伝わる楽しい絵です。

 この絵本を発端に、ズマトリーコバー絵の「りんごのき」「マルチンとナイフ」「ぼくだってできるさ!」「ふしぎな森の人形たち」と、年齢が上がっていくにつれて、楽しむ本が増えて行きました。特に、「ふしぎな森の人形たち」は、表紙の絵を見ただけで、「うちのと一緒や」と、娘が見つけ出した本ですが、この本がいたく気に入り、ひいきにしていたその娘の話は、海ねこさんにも書きました。(2月12日)

 さて、「りんごのき」「マルチンとナイフ」の主人公は、マルチンという小さな男の子です。親しみやすい絵とともに、わかりやすいお話は、小さな子も楽しめる小さな絵本です。

 冬、庭が雪で一面真っ白になったとき、マルチンは、お母さんにいいます。
≪「あっ、あそこに おもしろいぼうが たっているよ」マルチンはゆびさしました。「あれは、りんごのきなのよ。はっぱが ついていないから ぼうみたいね。」おかあさんがいいました。・・・「おーい、りんごのき、りんご いつなるの?」≫
春になって花が咲き、夏が来て、実が二つなり、嵐がきて、実が一つになってしまいますが、秋になって、赤くなった一つのリンゴの実を、マルチンは、収穫します。≪「ら、ら、ら、ら!」マルチンは、うたいながら、まっかなりんごをもって うちへ はいりました。≫

*「かあさんねずみがおかゆをつくった」(チェコのわらべうた ヘレナ・ズマトリーコーバー絵 いでひろこ約福音館)
*「りんごのき」(エドアルド・ペチシカ作 ヘレナ・ズマトリーコーバー絵 うちだりさこ訳 福音館)
*「マルチンとナイフ」(エドアルド・ペチシカ作 ヘレナ・ズマトリーコーバー絵 うちだりさこ訳 福音館)
*「ぼくだってできるさ!」(エドアルド・ペチシカ作 ヘレナ・ズマトリーコーバー絵 むらかみけんた訳 富山房インターナショナル)
*「ふしぎな森の人形たち」(エドアルド・ペチシカ作 ヘレナ・ズマトリーコーバー絵 いでひろこ訳 童心社)

☆写真は、散歩コースにある、リンゴの花。震災復興のシンボルとして平成9年に植えられた特殊暖地りんご「希望りんご」という品種。(2013年4月29日撮影)

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