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レーピン展 怖い絵

レーピンj
 (「レーピン展 肖像画」から続き)」
(承前)
 東京で「レーピン展」が開催されている時に、新聞で、「皇女ソフィア」の絵が、美術解説されているのを見て、「こわっ!」と、思っていました。それで、今年に入ってから、京阪神間の駅でも、この絵のポスターを見かけるようになりました。姫路美術館で「レーピン展」(~2013年3月30日)をやっているからです。ポスターは、いつも、「はよ、見に来んかい!」と、にらんでいました。

 幽閉生活の皇女ソフィアの窓の外には、見せしめに、遺体がぶら下げられています。が、そのとき、扉を開けた者に立ちはだかる皇女ソフィアの威圧感。怒髪天を衝くかのようです。実際、乱れた髪は立ち上がるものもあります。貧相な囚われ人でないのは、いつ、また逆転の機会があるやもしれないと信じる自信とプライドでしょうか。みじめさ等微塵もありません。
 実際の絵では、思わず、近寄って見たほど、衣装につけられた宝石の飾りが、貼り付けられた本物のようにきらめいていました。・・・そして、皇女のにらんだ目から、湯気が出そう・・・

 この皇女ソフィアの絵は、文庫版の「怖い絵  死と乙女篇」 (中野京子 角川文庫)の表紙を飾っていますが、以前、出ていた「怖い絵」(中野京子 朝日新聞社)には、同じくレーピンの「イワン雷帝とその息子」が解説されていて、一度見て見たいと思っていました。今回の「レーピン展」では、、この絵の実物は出展されていず、小さな習作のしか展示されていませんでした。
 「イワン雷帝とその息子」も、「皇女ソフィア」と同じように大きな作品のようですから、かなりのリアリティで迫って来るのでしょう。残虐を極めたイワン雷帝が、その跡とり息子の皇太子をも、殺害すると言うショッキングな史実です。

☆写真は、レーピン展案内紙の上に、レーピンが描いた家族の絵の絵葉書3枚。

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