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ニューヨーク図書館のライオン(その1)

ニューヨーク図書館正面j
 「ごきげんなライオン」シリーズのことを書きながら、アメリカ絵本のライオンで忘れられなかったのが、ニューヨーク図書館前の二頭のライオン像のことです。

 二頭のライオンのことを知ったのは絵本「アンディとらいおん」*です。図書館の前に鎮座するライオンにこの絵本は捧げられています。二匹のライオンの名前は、レノックスとアスターといい、2つの図書館だったものを一つのニューヨーク図書館にしたときにその名前がライオンにつけられたようです。(ただし、福音館の絵本では、レノックス氏とアスター夫人となっていて、前々から、二匹ともたてがみのある雄ライオンなのに、夫人?と思っていたら、1911年に設置されたこのライオンたちには名前の変遷があることが、ニューヨーク公共図書館HPにありました。)

 子どもたちに覚えてもらいやすく、人気のある動物、もちろん、知の殿堂としての威厳と誇り。ライオンは最も適役です。

 さあ、「アンディとらいおん」は、楽しい絵本です。
 図書館でライオンの本を借りたアンディは、夢中になって読みふけります。
 翌朝、学校に行く途中で出会ったのが、足に太いとげのささったライオン!
 で、なんと!都合のいいことに、アンディは、ずぼんのポケットにくぎ抜きを入れて歩いていました。・・・・・

 この絵本は、日常の中で、出会うかもしれない偶然が、繋がっていくのが、面白い。アンディとライオンが、次第に結びついていくのです。で、多くの猛獣もののお話の終わり方でなく―――動物園に行くとか、山に帰るとか―――、ライオンはアンディと共に歩みます。アンディは、夢中でライオンの本を読みふけっていたし、ライオンはアンディを信頼したのですから。で、二人で、ライオンの本を図書館に返しに行きます。

 絵本「アンディとらいおん」は、生き生きと描かれた絵も、大きな魅力です。

*「アンディとらいおん―しんせつをわすれなかったおはなし」ジェームズ・ド―ハーティ作 むらおかはなこ訳 福音館

☆写真は、ニューヨーク図書館正門、緑の木陰、2頭のライオン見えますか?(撮影&Co.T)

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