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洞窟前のミノタウルス

ピカソj
(承前)
 ミノタウルスは、ピカソの作品にも何度か登場し、ピカソのテーマの一つでもあるらしい。上記写真は「洞窟前のミノタウルスと死んだ牝馬」(1936)
 この解説によると(岩波 世界の巨匠ピカソ ダニエル・ブーン太田泰人訳)、≪半人半獣のミノタウルスは、怪物でもあれば、プリミティブな動物性、潜在的な無意識の力、虐殺者と犠牲者、愛と死など、同時にさまざまなテーマを一身に体現している。…≫
≪この作品では、ほとんど人間のような顔で大きな悲しみを表しているミノタウルスはピカソ自身であり、腹を裂かれた牝馬はマリー=テレーズである。花の冠をかぶりヴェールをつけた少女は、無垢と純粋さを象徴している、この少女もマリー=テレーズである。当時、ピカソは愛と義務の間で引き裂かれていた。洞窟から差し伸べられている手は、オルガであろう。≫
 *マリー=テレーズは、17歳でピカソに出会った女子学生。オルガは、ピカソの奥さん。

 ミノタウルスではないようですが、かのゲルニカにも牛は描かれていますし、闘牛の国のスペイン出身のピカソとしては、牛からインスパイアされたものは多いのでしょうね。・・・で、闘牛からつながる「闘牛の影」(岩波少年文庫)もあるのですが、後日書くことにして、ここのところは、ギリシャ神話に戻ります。(続く)

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