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コレラ対策


虹j

 「江戸のコレラ騒動」(高橋敏著 角川ソフィア文庫)
 この本は、ノンフィクションで、実録の検証といった著作です。
 複数の地域の江戸末期の記録をもとに、構成されています。小説ではないので、その時の人の気持ちに近づくとか、思い描くというものではありません。実録なのです。が、浅学の者には、面白かった。

 ペリーが日本開国を迫った時期です。つまり、異国の人たちがやってきた。しかも、コロリ病といわれたコレラ菌を有して…
 しかも、地震も、津波も・・・
 これは、もしかして、100年後、「令和のコロナ騒動」というタイトルの本が書かれるとしたら、同じような流れで括られるのではないと思うくらいです。事実,今も、中央の様々な案件に隠れがちではありますが、地震が各地で起こっていますよね。

 この歴史検証というべき著作の何が面白かったのか。まず、今の時代と、重なるところが多い。地震に津波、感染症・・・市井の人々の努力、そして、お上の無策

 最終章に「公儀の対策」という章があって、そこに こうあります。
≪将軍の御膝元、政治の中枢で、しかも100万人以上の人口がひしめき合う巨大都市をコレラが襲ったのであるから、公儀としても権威にかけて対策を講じて然るべきであろう。未知との遭遇であったので、止むを得ないところもあったが、コロナコレラ対策は出遅れた感を禁じ得ない。≫(続く)

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