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みんなみすべくきたすべく

マルタンとマルチーヌ

カワセミ18
(承前)
 かわせみの出てくる絵本なら、ここでたくさん紹介できそうなくらい、カワセミの写真が撮れています。
 が、カワセミが主人公という絵本は、「かわせみのマルタン」(リファ・フォシェ文 フェードル・ロジャンコフスキー絵 いしいももこ訳 福音館)。とはいえ、ここで、すでに紹介しています。➡➡ その時の写真は、カ・リ・リ・ロが撮ったものですが、今日のは、新人カメラ愛好家の撮ったもの。
 
 さて、まだ冬も寒い時期、近隣に住む、娘の夫が、「近くの川下で、二羽のカワセミを見た」という情報を送信してきました。今まで、一羽見つけるのがやっとのことでしたから、ん? 調べてみると、縄張り争いのしっかりしたカワセミは、群れて住んではいない・・・ということ。
 つまり、この2羽は、番い?
 ところが、娘の夫は、在宅勤務中、運動不足解消の昼休み散歩で、情報をくれたものの、その日以来、二度と二羽では見ないとのこと。

 それで、番いのマルタンとマルチーヌの話「かわせみのマルタン」を引っ張り出してきました。
≪土手のきりたったところに、かわせみのマルタンが、しっかりしがみついて、するどいくちばしで、穴をほろうとしているではありませんか。しかも、―――ああ、これは、わたしの見まちがえでしょうか。いいえ、やっぱりまちがいではありません。―――ふるえるヤナギのカーテンの、むこうにいたのは、一羽ではなく、二羽のかわせみでした。わたしは、思わず「あっ」と、さけびました。とたんに魔法はやぶれ、二羽の青い鳥は、矢のように葉のかげに消えました。≫
 そして、マルタン水辺の土手に穴を掘り、1メートル以上もある深いトンネルの奥に巣作り。マルタンとマルチーヌは、巣に敷く魚の骨を探し回るという話の流れです。≪じき、生まれてくるひなたちにとって、魚の小骨でつくった、ゆりかごほど、気持ちのいいものはないのです。≫
 へぇー!そうなんだ。
 が、≪おや、どうしたのでしょう。きょうは、マルタンが、ひとりで漁に出かけます。そして、マルタンは、とった魚を食べずに、くわえて、巣へととんでいきます。ああ、わかりました!マルチーヌが、たまごをだいているのです。≫
 そして、日が経つと、マルタンは飛び回り、トンボやハエをとりはじめます。≪かわせみのたまごが、かえったのです!かわせみのひなは、魚でそだてることはできません。それに、トンボやハエだって、小さくちぎって。食べさせなくちゃならないのですよ。≫

 ・・・・意外と身近にいた かわせみ。その本を、もっとたくさんの子どもたちも楽しんでほしいと思います。身近な自然に気がつくところから、いろんなことも見えてくるでしょうから。


かわせみ27

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