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みんなみすべくきたすべく

クリノリン

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(承前)
 纏足、女性割礼…所変われど、女子差別の手術は、前者は消失し、後者は、まだ時として問題になっているのですが、平たく言えば、英国ヴィクトリ時代後半に流行った鯨骨や針金!などで、骨組みした女性用下着 クリノリンも然り。➡➡

 クリノリンは、「問題だらけの女性たち」(ジャッキー・フレミング作 松田青子訳 河出書房新社)➡➡でも、取り上げられていますが、今や滑稽な遺物でしかありません。が、しかし、考えようによっては、現代も続くファッションのためのコルセット様のものが、その流れに在る。誰のためのコルセットで、誰のための纏足で、誰のための女性割礼か・・・です。
 
 パンチ誌の風刺画が英国で隆盛を極めたのは、皮肉にも女性の王様 ヴィクトリア(1837-1901)時代と重なっていますが、このパンチ誌を楽しんだのは、主に民衆男性たちだったのでしょうね。ここで、細かく書くことはしませんが、ちょっと「パンチ誌の画集」のページを繰ってみたら、これって、女性蔑視やん・・・と、思われる風刺画も、簡単に見つかりました。
 
☆上の写真は、英国 ヴィクトリア&アルバートミュージアム

☆下の写真に写る左の風刺画は、ジャッキー・フレミング「問題だらけの女性たち」のもので、文には≪科学を学ぼうとする女性には ほかにも障害がありました。大きなスカートの幅とか。≫とあります。

☆写真下、右上の小さい風刺画は「パンチ素描集」(松村昌家編 岩波文庫)のもので、そのキャプションには、≪婦人を階下のディナー席へ案内する最も安全な方法≫とあり、エスコートしている男性は、階段手摺の外側を降りています。
 また、右下は「パンチ誌」でジョン・リーチ描く、二人の大きな幅のクリノリンドレスの女性が、教会への風刺画。「なんて美しい教会だこと。でも入り口が狭すぎる!」*Great Drawings and Illustrations from PUNCH 1841-1901: 192Works by Leech,Keene,du Maurier,May and 21 others Edited by Stanley Appelbaum and Richard Kelly :Dover
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