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みんなみすべくきたすべく

牛が座り込む

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 「瓜と龍蛇」(「いまは昔 むかしは今」第一巻 網野善彦・大西廣・佐竹昭宏 福音館)に、「神になった人の物語」が入っていますが、それは、京都 北野天満宮の菅原道真の話です。天神さんと牛との繋がりは大きいものです。
「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」  「桜はな ぬしをわすれぬものならば 吹き込む風に言づてはせよ」
 と、花の歌を残し、大宰府に流されますが、菅公は、日々都を思い、無実の汚名を晴らしたい思いをつのらせていたものの、亡くなります。
 ≪その亡骸を牛車に乗せて墓所に運ぼうとする途中、車を引く牛がにわかに路上に座り込んでしまった。人びとが騒ぎたてておしたり引いたりしたが、牛は石のようにうずくまってびくともしない。「これはきっと、この場所に葬れとの知らせであろう。」人々は、そう言いあって、牛のうずくまった場所を掘って亡骸を葬った。≫

北野jjjj

 だからか・・・北野天満宮の牛さんは、みんな座り込んでいるのは(臥牛)・・・なるほど。
これは、撫牛信仰として広がり、横たわった牛には、諸病平癒の力があると考えられています。(続く)
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*写真一番上の牛の目が赤いのは、菅公の帰りを瞬きせずに待っていたからとか・・・

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