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フランクリン自伝

フランクリンj
(承前)
 まさか、夫が昔読んだ文庫本「フランクリン自伝」(松本慎一・西川正身訳 岩波文庫)を読む日が来るとは思っていませんでした。
 それも、これもロバート・ローソン「はなのすきなうし」➡➡を、昔子どもたちと楽しんだから、つながっていったのです。そこから、まずつながった「ベンとぼく」➡➡は、楽しい本でした。
 それで、読んでみようと思ったのが、ネズミの助けのことが書かれていない自伝。本人自らが書いた伝記です。これが、とても読みやすく、面白いものでした。特に前半。

  自伝というのは、得てして、自己顕示が強いのは、当たり前ですが、ベンジャミン・フランクリンのおかげで、今の生活も助かっている面もあるのですから、なるほどと思いながら読みました。特に、彼のポジティブシンキングというのは、見習はなくてはいけません。
 とはいえ、この自伝、かの有名な凧と雷、そして避雷針のことは、ほんの少し触れる程度。ほとんどが、貧しい印刷工から立身出世を成し遂げた一人の男性の生き方を書いたものでした。倹約を旨とし、早寝早起きを実行し、ともかく、真面目に勤め上げたことが書かれていました。
 社会活動もし、研究をし実験もし、論文も書き、そして政治に、アメリカ独立に・・・と、八面六臂の働き。1928年以降の100ドル紙幣は、ずーっと、ベンジャミン・フランクリンの肖像が描かれています。そして、自伝を書いたのが、数え年79歳とありましたから、健康で活躍してきた自信のほどがうかがえます。

 その健康の秘訣は、恐らく そのストイックな生活信条です。
 フランクリンは、「道徳的完成に到達しようという不敵な、しかも困難な計画」を思いつき、これを実行するため、自らの信念を十三の徳目にまとめ、暦に格言を付したような《貧しいリチャードの暦》を出版しました。
1.節制 2.沈黙 3.規律 4.決断 5.節約 6.勤勉 7.誠実 8.正義 9.中庸 10.清潔 11.平静 12.純潔 13.謙譲    (続く)

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