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風にのってきたメアリーポピンズ

メアリーj
 かつて、海ねこさんに書かせていただいたように、【「本の小部屋でティータイム」NO3➡➡】、カ・リ・リ・ロが『メアリー・ポピンズ』シリーズ(P.L.トラヴァース作 林容吉訳 メアリー・シェパード 挿絵 岩波書店・岩波少年文庫)に出会ったのは、第1子がおなかいる時期、それも10月生まれの子どもでしたから、夏休みの頃でした。

 そして、カ・リ・リ・ロが子どもの頃に出会った本は講談社の昔話絵本だとか、小公女だとか、有名なものが多かったものの、エルマーのぼうけんに出会った時の楽しさ、ドリトル先生の可笑しさ、長靴下のピッピの斬新さ、足ながおじさんの面白さ・・・のような翻訳ものに出会った喜びは、この歳になっても、しっかり覚えています。
 結局、教員養成の大学に入ったものの、滑り止めには、当時としては、珍しかったと思われる児童文学コースがあった私立の文学部に受かっていました。 教員だった父親の助言もあって、あるいは、家計の都合もあって、仕方なく・・・教員養成学部に。ま、それが、結果、人に何か教えたい(伝えたい)というおせっかい精神につながり、今も、教壇に立ち、こうやって見ず知らずの人にも発信しているのですから、何があるかわかりません。

 さて、「風にのってきたメアリー・ポピンズ」には、通り名「赤牛」という牝牛の話が入っています。緑の生垣と空に囲まれた野原が、彼女の世界で、朝はいつも娘の赤子牛に勉強をさせ、午後には、しつけのよい子牛が知っておかなければならないことを教え、夕食では、子ども牛によい草と悪い草の見分け方を教え、夜になって子牛が寝てしまうと、野原の隅で食べ物の噛み直しをしながら、やっと自分の静かな、もの思いに耽るのでした。

 ところが、ある晩、赤牛は突然踊りだし、踊り続け、王さまのところへ・・・踊りをやめよと命令されても、踊りをやめられません。
 そこで、書記官が百科辞典で調べると、「月を飛び越えた牝牛の話」➡➡だけが出てきます。
 「ききめがあるかもしれない」と王様に言われ、やってもみる牝牛。・・・・・・で、無事、もとの野原に戻り、草をむしゃむしゃ、規則正しい生活に戻りましたとさ。

   ・・・・・・では、なくて、もう一段落ちがありますけれど。読んでみてください。

☆挿絵のメアリー・シェパードは、先日、ご紹介したプーさんやたのしい川べの挿絵を描いたE.H.シェパードの娘です。➡➡ 画風がそっくり!

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