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みんなみすべくきたすべく

おいしい草の生えている草場 

詩4

(承前)次なる訳詩集二冊は、間崎ルリ子訳によるもの。
上の写真に写る青い絵は、「詩集 ある子どもの詩の庭で」(こぐま社)の「め牛」の絵。詩を書いたのは、「宝島」などのロバート・ルイス・スティーブンソン。挿絵のイーヴ・ガーネットは、「ふくろ小路一番地」(石井桃子訳 岩波少年文庫)で、絵も文も書いています。

≪「め牛」
ぼくはだいすき、
茶色と白のやさしいめ牛、
いっしょうけんめい、ミルクを出してくれる。
・・・・・(中略)・・・・
風に吹かれて、雨に降られて
しっとりぬれてもめ牛は歩く、
おいしい草の生えている草場、
そして食べます。野に咲く花を。≫
詩5

一番上の写真で、下に写る絵は、「詩集 ライラックの枝のクロウタドリ 」(瑞雲舎)で「め牛たち」の絵。詩を書いたのは、ジェイムズ・リーブスで、翻訳されていませんが、たくさんの詩集を出しています。また、この挿絵のエドワード・アーディゾーニとは、「月曜日に来たふしぎな子」(神宮輝夫訳 岩波文庫)でも、組んでいます。

≪「め牛たち」
あるねむたい五月の日、
半日は草を食べ、
あとは一日中、水をたたえた草地に横たわり、
         もぐもぐと噛みかえし――
         モーオ、モーオとなきながら――
日がな一日過ごしてる。
・・・・・(後略)・・・・≫
この引用は、最初のフレーズですが、同じものがあと3回続きます。(ただし、最終の最終文言のみ少し違います)

テムズ牛

間崎ルリ子訳による詩集はもう一冊「孔雀のパイ」(ウォルター・デ・ラ・メア  瑞雲舎)もあり、これには、「牛」の詩が入っていませんでしたが、エドワード・アーディゾーニ絵によるものです。

☆写真は、2番目、3番目共に、英国 オックスフォード近郊

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