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みんなみすべくきたすべく

6ペンスの唄をうたおう

6ペンス

➡➡ (承前)
 マザーグースの唄に「クロウタドリ」が出てくるのは、「6ペンスの唄をうたおう(Sing a Song of Sixpence)」です。

≪6ペンスの唄を うたおう  ポケットいっぱいのライ麦 20と4羽のクロウタドリ 焼いてパイにして  そのパイあけたらば、  鳥たちがうたいはじめた  こんなめずらしいパイ キングに献上しては?・・・・・(後略)≫(***吉田新一訳 「コールデコットの絵本 解説書」福音館) 

これは、マザーグースの唄なのですが、〔イギリス絵本の伝統とコールデコット〕という本のタイトルにも「6ペンスの唄をうたおう」(ブライアン・オルダーソン 吉田新一訳 日本エディタースクール出版部)と使われています。

 そして、その中にセンダックの「ヘクタープロテクターと うみのうえを ふねでいったら」(神宮輝夫訳 冨山房)➡➡も掲載されていて、そのキャプションに、こんなことが書かれていて、また、つながっていく面白さがあります。

≪センダック自身の書いているところによれば、「コールデコットのおかげで、わたしは絵本におけるリズムと構造の微妙な用い方を、初めて具体的に示すことができた」。そして、「ヘクター・プロテクター」は「この愛する師への心をこめた敬意の捧げものであった」。その敬意の念は、いかなる形の模倣的な営みではなく、より入念な絵物語りを促すために、二つのナーサリイ・ライムを使うという着想に、潜んでいる。≫

 センダックがコールデコットを敬愛していることは、「センダックの絵本論」(脇明子・島多代訳 岩波)の中に、繰り返しコールデコットが登場するところからもわかるし、その原題が、Caldecott & Co.というところからもわかります。(続く)

 なお、「クロウタドリ」のことは、以前海ねこさんの「子どもの本でバードウォッチング」第6回のところにも書かせてもらっています。➡➡   (続く)

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