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みんなみすべくきたすべく

おやすみ、かけす

かけす1
(承前)
 「モーモーまきばのおきゃくさま」(マリー・ホール・エッツ文・絵 やまのうちきよこ訳 偕成社)➡➡の主人公は、もちろん、気のいい牛さんでしたが、おせっかいなかけすも トリックスターのような役割で活躍しています。牧場にいろんな動物を誘ったのもかけすだし、そばの木で、成り行きを笑いながら見ているのもかけす。最後は、自分も草なんて要らないというかけす。

 また、エッツは、かけすを、別の一冊でも描きました。
「おやすみ、かけす」(マリー・ホール・エッツ文・絵 まさきるりこ訳 大日本図書)

 おやすみなさいの絵本には、「おやすみなさい おつきさま」(マーガレット・ワイズ・ブラウン文 クレメント・ハード絵 瀬田貞二訳 評論社)「おやすみなさいのほん」(マーガレット・ワイズ・ブラウン文 ジャン・シャロー絵 石井桃子訳 福音館)など、多々ありますが、この「おやすみ、かけす」は、この二冊のように、全編、「おやすみなさいモード」ではありません。
 
 前半は、かけすが木の枝でジェー、ジェー、ジェー鳴き、カエルがぬまでグワッ、グワッ、グワッ鳴き・・・牛の首の鈴がカラン、コロン、コロン・・・
 前半は音や動きのある世界、後半は静かに閉じていく世界が描かれています。
≪きのえだで ないてる かけすさん、もう、おやすみ。  ぬまで ないてる ぴょんぴょんがえる、おやすみ。  おやすみなさい、おねむになった おとこのこ。  みなさん おやすみ、おやすみなさい。   おやすみ。≫(続く)

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