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みんなみすべくきたすべく

みんなのベロニカ

デュボアザン1

 (承前)
パンプキン農場の動物たちの絵本は、たくさんあるものの、カバ年という干支もないので、ここで、1冊、牛もでてくるカバの絵本「みんなのベロニカ」(ロジャー・デュボアザン作・絵 神宮輝夫訳 童話館)(*これもカバのベロニカとして、シリーズ化され、「ひとりぼっちのベロニカ」、「かばのベロニカ」、「ベロニカとバースディプレゼント」があり、すべて ロジャー・デュボアザン作・絵 神宮輝夫訳 復刊ドットコム)

 かばのベロニカは、お天気のいい朝、パンプキン農場にやってきます。ベロニカは、一目で気にいりますが、もとから暮らしていた動物たちは、まず、距離を置き、ベロニカの「おはよう」の声にも「う、う、」とのどを鳴らすだけ。泳ぎたくなったベロニカにぴったりの池もなく、動物たちは、いつまでもベロニカをよそ者扱い。すると、ベロニカは食欲もなくなり…家から出てこなくなりました。かくいう動物たちも、気になって、それぞれが、様子をのぞきに行きました。まず、牛のクローバーがのぞいたときの絵が上の写真。・・・・みんなは具合の悪いベロニカに気づき、食べ物を運び、話し相手になり・・・・

 パンプキン農場の仲間たちの反応は、ごく普通に見られるコミュニケーションの初期段階を、表現していると思います。多くは、相手の様子を見ながら、打ち解けていく。もちろん、ベロニカみたいに初めから、声をかけ、仲間入りしようとするものもいるでしょう。したがって、この絵本には、コミュニケーションの流れがきちんと描かれている。なーんてこと、決して言いません。みんなが、最後、跳ねまわっている絵を見たら、ベロニカよかったね、みんなよかったね。の絵本となるのです。(続く)

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