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うしかた と やまうば

うしかたj
「うしかたと やまうば」(瀬田貞二再話 関野準一郎画  福音館)
 むかし、正月用のサバを牛に運べるだけつけて、山越えをしていたごろうは、峠で、やまうばにサバをすべて取られ、牛までもとられ、逃げに逃げ、結局たどり着いたのは、やまうばの家の天井。疲れて帰ってきたやまうばは荒神様にお伺い。「すぐ寝た方がいいのか。餅食った方がいいのか」。すると、上からごろうが低い声で「もちやけ もちやけ」 やまうばが、居眠りしている間に、ごろうが餅を食い、今度は・・・・。

 福井県の若狭湾の鯖を京都に運んだルートが「鯖街道」といい、いろんな道があるらしい。海に面していない都の人が、魚を口にするのは、そうやって、山を越え、谷を越え、峠を越え運ぶ人がいたからこそ。その距離と時間が、塩サバとして、ちょうどいい塩加減になったとか・・・
 また、そんな人けのないところの往来は、自ずと危険が伴い、また、気候も厳しい日もあって、「うしかたとやまうば」の話が伝えられたのも必然的。

 今、個人的に、日本の昔話を見直す時間が増え、改めてこの話を読むと、「鯖街道口 従是洛中」と書かれた石碑のある京都 出町橋を渡ったことがあるのに、気づかなかったのが、残念であり、反対に、ゆっくり、読み考えることができたから、ごろうが天井から甘酒を吸い上げた「葦」の茎というのは、琵琶湖の葦?それなら、ごろうの取った鯖街道は、一番琵琶湖に近いルート?と考えたり・・・ あ! 葦で吸い上げるって、今でいう、エコのストロー!と思ったり・・・

「さてさて、きょうの おはなしは・・・日本と世界のむかしばなし」(瀬田貞二 再話・訳 野見山響子画 福音館)にも、この話は出ています。

☆写真右隅は、福島県 会津の赤ベコ(牛)。首の揺れる張り子赤ベコに似せた現代風キーホルダー。朱色が厄除け➡➡だったように、昔、会津で天然痘が流行ったときに、この玩具を持っていた子は、罹らなかったという言い伝えがあり、赤い牛に天然痘除けを託したようです。また、身体には丸い輪のような模様があるのですが、それは、疱瘡の跡とも言われています。また別の説明には、昔、会津で地震があり、その時に荷物などを運んで活躍した牛に因み作られ、その模様は、その作業の折にできた傷だともありました。
 このキーホルダー、現役で使っています。ばあばとしては、鈴がついているので、カバンの奥でも、すぐ見つけられる。加えて、孫の保育所用リュックサックにも同じのをつけていて、お揃いでラブラブ💛(続く)

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