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ちょちょぎれ耳のねずみ

      シモンj
「シモンとクリスマスねこ―――クリスマスまでの24のおはなし」(レギーネ・シントラー文 ジータ・ユッカー絵 下田尾治郎訳 福音館)には、24の小さなお話や詩が入っています。
 12月に入って、クリスマスまでの24日間が待ち遠しくてたまらないシモンが一日一つ楽しむお話の15日目の話が「ちょちょぎれ耳のねずみ」の話です。

 冬の寒い茂みで暮らすネズミたちの一匹に、片方の耳がギザギザにさけてしまっているネズミが居て、その子は「ぼくは今から家ねずみになるんだ。だって、家のなかはあったかで、いごこちがよさそうだし、きっと食べものだってどっさりあるもの」と引っ越していきました。
 引っ越した家の地下室には、いろんな種類のケーキやクッキーがたくさんしまってあり、
≪…最初に、小さなもみの木の形をした、はちみつケーキをちょっぴりかじってみました。そのケーキのなんとおいしかったこと。つぎにかじってみたのは、星の形をしたケーキでした。つぎからつぎに、ねずみは角のところを少しずつ、かじっていきました。・・・・(中略)・・・つぎの日、ちょちょぎれ耳のねずみは、お菓子をもう少しずつかじってみました。・・・ただ、シナモンクッキーだけは、あまりおいしくなかったので、そのままにしておきました。・・・・≫

 そうなのです。スリランカのシナモンクッキー。すごーく辛いのを食べたことがあります。家人は美味しくいただいたものの、カ・リ・リ・ロは辛くて一つを食べきれませんでした。香りづけに含まれているシナモンは嫌いじゃないし、アレルギーもありませんが、あのシナモンクッキーは、忘れられない辛さでしたね。

 閑話休題。
・・・こんなクッキーばかりかじっていたちょちょぎれ耳のねずみは、その家の家族に見つかってしまうものの、ご主人の恩情で、逃がしてもらいます。元の住処にもどり、ぐっすり眠りましたとさ。

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