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Night Tree

モミの手紙3
(承前)
 「モミの手紙」(ロバート・フロスト作 テッド・ランド絵 みらいなな訳 童話屋)の画家はテッド・ランドというアメリカのイラストレーターで、多作でしたが、日本語に翻訳された絵本は、知る限りでは、「モミの手紙」「青い馬の少年」(アスラン書房)「バディ―ぼくのパートナードッグ」(燦葉出版社)です。

 写真左は、「モミの手紙」の舞台となったフロストの山の風景で、右は”Night Tree"というクリスマスツリーの絵本。文はイブ・バティング。
≪クリスマスの前の夜,ぼくたちはいつもクリスマスツリーを見に行きました。・・・・
 ・・・・僕と妹のニーナ、そしてお父さんとお母さんは、ポップコーンやリンゴやオレンジ、ひまわりの種やつぶしたキビを蜂蜜で練ったボール玉を、モミの木につるしていきます。木に、うまく上がれない小さな動物のためにも,木の実の皮やパン屑やリンゴのかけらを,ツリーの下に散らしておきました。もって来たホットチョコレートを飲み歌って、帰ります。・・・・
 そして、思います。クリスマスのごちそうを食べにやって来る鳥やリスやオッポサムやアライグマやスカンクのことを。
 お父さんが,クマはひと冬中眠っているわけではないんだと言っていたので,熊さえもツリーのところに来ているかもしれないのです。もし,クマの目がさめるとしたら,それはきっと,クリスマスなのでしょう。
 たぶん,キツネも細くて鋭い前足を,高いところに伸ばしにやってくるでしょう。
 それに,クリスマスの日には,みんなツリーの回りに集まって,動物たちのクリスマスの歌を歌うのかもしれません。≫(概訳)

 ブログの写真ではわかりにくいかと思いますが、左「モミの手紙」の秋の風景の中に、クリスマスツリーを見にやってくる男の車が小さく描かれていたり、右「Night Tree」では、くまがすでにリンゴをくわえ、キツネが急いでやってきて、小鳥やリスは、はちみつで練りあげられたボール玉を食べています。・・・というような、絵を隅々見る楽しみがあるのがテッド・ランドの絵です。(続く)

 さて、テッド・ランドの絵本について続けようと思っていましたが、気が付いたら、もはや12月も半ば、クリスマスまでは、ネズミとクリスマスの本を書くつもりだったので、テッド・ランドは来年まわしにして、明日は、「クリスマスまでの24のおはなし シモンとクリスマスねこ」(福音館)で15日目に話される話にします。

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