FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

ドングリさがして

門番3
「ドングリ さがして」(ドン・フリーマン&ロイ・フリーマン作 やましたはるお訳 BL出版)
(承前)
 今度はネズミ年のネズミの絵本じゃないものの、くまのコールテンくんをはじめとして、たくさんの小動物を描いてきたドン・フリーマンの死後出版された絵本です。
 ドン・フリーマンは、アメリカにスケッチ旅行に行き、この「ドングリさがして」の元になったスケッチ画を残します。それが出版されることなく、遺族のもとで眠っていたようですが、息子のロイ・フリーマンが、文を補い、別の画家(ジョディ・ウィラーがドン・フリーマンのスタイルで絵を補完し、出版されたのがこの「ドングリさがして」のようです。

 生前、ドン・フリーマンは、このスケッチ画について手紙を書いていました。
≪驚いちゃいけないよ。ぼくはワシントンD.Cのお話を(絵もいっしょに)をかいています。ぼくがホワイトハウスから公園への道を歩いていると、木の上にリスのいえがあり、リスたちが色づいた落ち葉におおわれた芝生を駆け回って、ドングリをさがしているのを見たのです。≫
 数日後の手紙には、≪ワシントンD.Cのお話をかきつづけています。今まででいちばん美しい本になるような気がします。≫
 
 確かに、他のドン・フリーマンの作品と少々様子が違いますが、それは、スケッチ風に表現したものに見えます。(実際、スケッチをもとにした加筆画です。)したがって、ワシントンD.Cの秋の美しい風景を楽しめる絵本となっています。

 個人的な蛇足:絵本の最後に、この絵本の誕生までのいきさつが息子のロイ・フリーマンによって書かれています。その最後の署名、≪2010年スイス ルツェルンにて  ロイ・フリーマン≫とあることに、ああ~と、思ってしまうのです。ああ、ルツェルン!!!➡➡遠くなったなぁ・・・・

PageTop