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みんなみすべくきたすべく

オペラハウスのなかまたち

門番2j
(承前)
 さて、今度のネズミは、ニューヨーク メトロポリタン・オペラハウスに住むネズミです。マエストロ・ペトリ―ニという白いネズミです。要らなくなったハープのケースを家にしています。
 ≪家族をべつにすれば、マエストロ・ペトリーニがこの世でいちばん愛しているものは、オペラでした。どんなオペラでも物語をそらでおぼえ、その曲をハミングすることができました。≫
 彼は、歌い手に合図を送るプロンプター氏のかわりに、楽譜めくりの手伝いをして、チーズを稼いでいるのです。奥さんの名前は、マダム・ペトリーニ、3匹の子どもの名前はド、レ、ミ。
 そして、もう一匹登場するのが音楽の嫌いなバイオリン・ケースに住む猫のメフィスト。

 ある日、子どものためのオペラとして「魔笛」を上演する舞台上の人たち。ついつい、興に乗って、舞台にとび出すネズミのマエストロ・ペトリ―ニ。
 それを捕まえようと、舞台にとび出す猫のメフィスト。
 舞台じゅうをメフィストが追いかけまわしているとき、
 魔法の笛の音が、しだいに大きくうつくしくうっとりとなりひびき・・・・

 この可笑しい絵本ですが、一つ難点が。カ・リ・リ・ロの持っている版では、漢字にフリガナがうってないのです。「魔笛」「鳥刺し」「衣装」「演出」などなどは、ふりがなつきですが、「音楽」「歌声」「家族」「屋根うら」などなど・・・確かに、モーツアルトの「魔笛」は、日本の小学低学年になじみがないかもしれません。つまり、フリガナなしで読めるような子どもだけが、この絵本を楽しめると考えての編集でしょうか。
 「魔笛」は子どもも楽しめるオペラです。
 昨年、スイスのウルスリの村グアルダで、女の子たちがピョンピョンしながら歌っていたのは、モーツアルトの「魔笛」夜の女王のアリアの部分だったということを思い出します。➡➡

 さて、ドン・フリーマンのネズミの絵本が2冊続きましたが➡➡、もう1冊。今度はねずみの絵本じゃないものの、ドン・フリーマンの未完だった1冊です。(続く)

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