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ロボット

チャペックj
(承前)
 「白い病」(カレル・チャペック 阿部賢一訳 岩波文庫)➡➡を読むと、他のチャペックも読み返したい・・・と思い、「ロボット(R.U.R.)」(千野栄一訳 岩波文庫)を読みました。

 ああ、これも やっぱり面白い。いつの時代なの?
 この翻訳の岩波文庫が出たのは1989年ですが、カ・リ・リ・ロが読んだのは2000年頃です。たった20年前、否、20年も前ですが、書いてある内容の理解度が進みました。
 というのも、以前は、ロボットのイメージは、四角い頭を、四角い箱の身体に積み重ね、棒のような手足がロボットのイメージでしたし、ぎこちなく二足歩行するロボットやロボット犬が出てきた頃でもありましたから、まさか、人と見間違えるような人造人間というのは、1938年のSFの世界ならでは、と考えていました。

 が、しかし、今回読み返すと、ほとんどがSFとは思えない。これ、AI(人工知能)の人間そっくりの物?者?を、すでに予見しているではありませんか。

 「ロボット(R.U.R.)」の原題のR.U.R.はロッスムのユニバーサルロボット。このロボット製造会社が戯曲の舞台なのです。(続く)
 
☆写真の絵は、カレル・チャペックの兄ヨゼフ・チャペックの描いたカレル R.U.R.のユニフォーム着ています。この文庫本の中には、プラハで初演のときの俳優たちの写真と、建築家であり舞台装置家の舞台の絵も掲載されています。ちょっと、不気味な雰囲気のただよう人間とロボットの写真です。どっちもどっちで、一見しただけでは、人間役なのか、ロボット役なのか不明な者?物?が、写っています。

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