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いちょうの木

どんぐり3

色づくには早いいちょうの木。雌株に、すでにたくさんギンナンがなってました。

ゲーテの「西東詩集」に『いちょう葉』という詩があります。(小牧健夫訳 岩波文庫)
≪東の邦よりわが庭に移されし  
 この樹の葉こそは 
 秘めたる意味を味わわしめて 
 物識るひとを喜ばす

 こは一つの生きたるものの  
 みずからのうちに分れしか  
 二つのもののの選び合いて  
 一つのものと見ゆるにや

 かかる問いに答えんに   
 ふさえる想念(おもい)をわれ見いだせり   
 おんみ感ぜずや わが歌によりて  
 われ一つにてまた二つなるを≫

ゲーテは、当時の恋人マリアンネをズライカ、ゲーテをハーテムとして描いた相聞歌「ズライカの巻」に、この詩を挿入歌のようにして入れています。

日本人は、いちょうの木の黄葉を楽しみますが、ゲーテは、その葉の先が、2つに割れているところに着目したのですね。

銀杏2

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