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みんなみすべくきたすべく

馬の歩く道

しょうぼうしjjj
(承前)
さて、ボートに住んでいるくまさんの絵本「ボートやのくまさん」(フィービ・ウォージントン作・絵 こみやゆう訳 福音館)➡➡は、ボートを馬のデイジーに引っ張ってもらって川を行き来するのですが、馬のデイジーの通る道は、川に沿った小道で、今は人が歩く道(フットパス)として使われています。つまり、川沿いのフットパスは、もともとは、馬さんが通っていた小道でもあります。

 それで、上のコンスタブルの描いた絵「フラットフォードの製粉場」(1816-7)の中央に小道が続いているでしょう。それがそうです。小道の向こうでは、釣りをしている人が居ます。
 この絵の解説(テート・ギャラリー展1998 兵庫県立美術館図録)には、
≪・・・・コンスタブル家は、彼が育ったイースト・バー・ゴールトから4マイルほど離れたフラットフォードで家業を営んでいた。一家は、ストゥール川に、穀物を挽く水車と、それをロンドンに供給するために、ミストレイまで運搬する荷船の建造ドックを所有していた。また、上流のデダムにも水車を持っていた。ストゥール川を行き来するには、荷船を馬に牽かせねばならなかったが、フラットフォード橋を通過する際には、ロープを一度はずす必要があった。この作品においても、のどかな景色のなかに馬にまたがった少年とロープを解く少年の姿が描かれている。・・・≫
*川の向こうにはロックがあり、左端に描かれている平底舟を船頭は、
 ここで、思い出したのが、「ハヤ号セイ川をいく」(フィリッパ・ピアス作 アーディゾーニ絵 足沢良子訳 講談社)のこと。川を舞台に繰り広げられる宝探しと友情の話です。お話の中に製粉工場のことが出てくるのですが、作者のフィリッパ・ピアスもコンスタブルと同じく製粉業が生家とのこと。

 閑話休題。さて、そんなボートですが、ロックを越えるときは馬をはずすので、どうやって動くか?それは、絵本「ボートやのくまさん」のなかでは、ボートに乗せてあげた男の子が、ロックを抜けるまでたずなを持っていてくれました。(ロックは、前に進むのではなく、水面の高さが変わるだけです。)
 じゃあ、馬のフットパスのないようなトンネルの下(橋の下)をくぐるときは、どうやって、ボートが進むのでしょう?
 それは、下の写真の絵に描かれています。(馬は、先に縄をはずされていますね。)
≪ボートのやねにのぼり、トンネルのてんじょうを てで おして、ボートを まえに すすめます。≫(続く)
ロック3

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