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ねずみのペレスと歯のおはなし

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「ねずみのペレスと歯のおはなし」(アナ・クリスティーナ・エレロス作 ビオレタ・ロピス絵 大澤千加訳 ロクリン社)
(承前)
 昨日の「ねずみとおうさま」➡➡は、実在の王様ぶび(アルフォンソ13世)にイエズス会士ルイス・コロマ神父が作ったお話で、のちに英訳されたものが石井桃子訳・土方重巳絵で「ねずみとおうさま」(岩波の子どもの本)となって、我々の手元に。
 今日の「ねずみのペレスと歯のおはなし」は、フィクションであり、ノンフィクションであり、科学の絵本でもあり、お話の絵本でもあり・・・
 始まりはこうです。
≪むかしむかし大むかしのこと。子どもの歯が抜けると、新しい歯をもってくることを仕事にしているねずみがいました。お願いすれば、何でもかじれるまっすぐな「ねずみの歯」をもってきてくれるのです。このねずみは、人間の家の屋根裏に住んでいました。歯が抜けた子どもは、まっ先に外へ出て、家に背中を向けて立ちました。そして、屋根をめがけ、力いっぱい抜けた歯を放りなげるのです。屋根裏のねずみに、ちゃんと歯がとどくように。…≫

昔は、歯を抜けたままにしておくと、その穴から「病気がはいってくる」と信じられ、さらに穴から「魂が抜けだしてしまう」と考える人まで…で、屋根裏のねずみにお願い。

そのあと、乳歯について、あるいは、歯をなげるときのお願いの言葉、建物が大きくなって屋根が高くなったので次は暖炉に、
暖炉がなくなり、オーブンに・・・という時代の変化を紹介していきます。子どもたちは、ねずみが歯を拾いやすい場所から、他の人に持っていかれない場所ということで、自分の枕の下に、歯を置くようになっていったというわけです。

そんな時、名前を持ち、引っ越ししていったねずみがペレスであり、その一家ということでした。(続く)

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