FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

いちご泥棒

26盃洗に入ったイチゴj
 ウィリアム・モリスのテキスタイルデザインに「いちご泥棒」という、つぐみがいちごをついばんでいるパターンがあります。モリスは、テムズ川上流のケルムスコットマナーに居を構えましたが、そのキッチンガーデンに、いちごを食べに来た鳥たちがモデルです。いちごを食べる憎っくき鳥を、パターンにして、100年以上も生き続けさせています。
 ケルムスコットマナーは、一時期、モリス夫妻と友人の画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティが住んでいました。アーツ&クラフト運動の提唱者の住まいらしいケルムスコットマナーは、出窓の取っ手一つ見ても、おしゃれです。また、モリス本人の手による刺繍のタペストリーなども飾ってあって家庭的な雰囲気もあります。が、しかし、モリスの妻ジェインを数多く描いた同居人ロセッティの使い古したパレット等も残っていて、ふーむ・・・。
 このケルムスコットマナーは、公開日がすごく限られていて、観光客には、予定を組むのが大変です。でも、そのおかげで、大人数が押し寄せることなく、昔のままの姿で、維持されています。多分、いちご泥棒のモデルとなった鳥たちの子孫は、今も、やっぱりいちご泥棒に励んでいるにちがいありません。

PageTop