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みんなみすべくきたすべく

なんにもなくても、げんきでいなくちゃいけないもの

エゴン2j
(承前)
 昨年、イノシシ年の時に代わりに猫の絵本を紹介していましたが、デンマークの絵本作家 エゴン・マチーセンの「あおい目のこねこ」(瀬田貞二訳 福音館)を、紹介していませんでした。
 ということで、エゴン・マチーセンの「こねずみ」➡➡の次はエゴン・マチーセンの「こねこ」。

 「ひとりぼっちのこねずみ」のときもそうでしたが、この「あおい目のこねこ」もふざけたような描きかた。もう一冊邦訳されている「さるのオズワルド」(松岡享子訳 こぐま社)も然り。

 「あおい目のこねこ」で、まず一番に気に入ったのは、人を食ったような始まり「1のまき」「2のまき」・・・・「7のまき」という章題(?)。
 次におかしいのが、ねずみのくにを探しにでかけたのに、途中で捕まえたのは、蠅一匹。そしてその時の台詞。「はえ一ぴきでも、なんにもたべないよりは、ましでした。」次は、小さな蚊一匹。「か一ぴきでも、なんにもたべないよりは。ましでした。」
 それで、次。あぶらむし1ぴき。「そのむしは、くさくて、べとべとしていて、つかんだ足をふっても、とれません。なんにもたべないほうが、ましでした。」
 
 そして、嫌みな黄色い目の猫たちとくらすものの、「なんにもなくても、げんきでいなくちゃいけないもの」と大きなサングラスをかけ、しっぽをまるめたり、池に顔を映したり・・・

 このポジティブシンキングの青い目のこねこ。結局はねずみの国を探し当てるのですが、その探し当てる過程も愉快です。絵の好みはあるでしょうが、3冊しか邦訳されていないエゴン・マチーセンのこの1冊「あおい目のこねこ」だけでも、子どもたちと楽しんでほしい1冊です。

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