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みんなみすべくきたすべく

赤い鍾馗さん

鍾馗4
(承前)
「病が語る日本史(酒井シズ著 講談社学術文庫)
 先日から、続けて写真に撮った北斎の鍾馗さんでしたが、今日の「鍾馗」さんが一番の男前だと思っています。すごい迫力!北斎(1760~1849年)晩年の作。(1846年)87歳の作品です!!!最後まで、衰えることのなかった、北斎の内なる力を見るようで、勇気づけられます。

それで、この赤い絵。これにも意味が。
≪痘瘡の専門書『痘瘡水鑑録』によると、まず東西に面した病室を選び、雨戸、障子、襖で閉め切り、香料を炷いて不浄湿気を避け、衣紋掛け、屏風に紅色の衣服をかけ、入り口に紅染めの暖簾をたれて、風を防ぎ、緞帳、蚊帳を吊って、蠅、蚊を防ぐ。痘瘡になると、部屋には赤い幔幕をはり、寝具から子供の身の回りのものはいっさい赤いものだけを使った。患児の肌着は紅紬、紅木綿でつくり、十二日間はそれを取り替えない。患者は常に寝床に横になり、安静にしていることも肝要であるという。赤を着るのは患者だけでなかった。看病人も赤い衣類を用い、玩具、本にいたるまですべて紅色を用いた。この習慣は江戸中期から始まり、種痘の普及によって痘瘡が下火になるまで続いたのである。≫

へぇ!赤い でんでん太鼓や 赤いだるまさん、赤い玩具も思いつきますねぇ。
が、この赤・・・朱色、もっと他にも見かけます。
ということで、もう1冊読んでみましたら、深みにはまってしまいました。
が、その前に、この著者酒井シズのもう1冊の本から。(続く)
鍾馗3

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