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みんなみすべくきたすべく

イザベラとロレンゾ

バジル2j
(承前)
 さて、次は、ジョン・エヴァレット・ミレーの「イザベラ」。(*ミレーは、オフィーリア➡➡の画家)
 左手に3人並んで嫌なお兄さん。、妹のイザベラとロレンゾをにらんでいるでしょう。一番手前のお兄さんなんか、妹が優しくなでている犬を蹴飛ばそうとしているし、苦々しく、クルミを割ってもいます。恋人同士が分け合っているのは、真っ赤なブラッディオレンジだし、ちょっと見えないのですが、そのお皿の絵は、首切りの絵らしい。そして、その5人以外は、我関せずと、お食事中。給仕も入れたら絵には13人。バルコニーには、植木鉢も見えます。また、昨日、書いたように、3人の兄弟とイザベラとロレンゾのほかは、少々、階級が違う人々。(*参考:「ラファエル前派画集 女 」ジャン・マーシュ 河村錠一郎訳 リブロポート)

 14世紀のボッカチオ「デカメロン」では、淡々と話が進むので、こんなお食事の場面はありません。また、賤しい身分という表現は、時々見られますが、当時、英国ラファエル前派集団が表現したかった、階級社会については、深入りしていません。(続く)

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