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みんなみすべくきたすべく

世界でいちばん やかましい音

マーロjj
 さて、ベンジャミン・エルキンの三冊目の絵本、「世界でいちばんやかましい音」(松岡享子訳 太田大八絵 こぐま社)です。これも基本的には、耳で聞いて楽しむ1冊です。【*ストリーテリングのための冊子「おはなしのろうそく10巻」(東京子ども図書館)収録でもあります。】

≪もうずいぶん昔のこと、ガヤガヤの町の人たちは、話すということをせず、口を開けば、わめくか、怒鳴りました。自分たちの町のアヒルは世界中のどこのアヒルよりやかましい声でクワックワッと鳴き、家の戸は大きな音でバタンバタン、おまわりさんは、けたたましい音でピィー。そんな町の人々が歌うのは、こんな歌。
♪とびらを バタンとけっとばせ ゆかを ドシンと ふみならせ 昼間は わめき 夜 たかいびき ガヤガヤ ガヤガヤ♪
そんな中でも、とりわけ やかましいのが まだ6つにもなっていない ギャオギャオという王子様。そんな王子様へのお誕生日の贈り物は?・・・・≫
 
 ちょっとひねっていますので、先の「ねむれない おうさま」(ベンジャミン・エルキン ザ・キャビンカンパニー絵 こみやゆう訳 瑞雲舎)➡➡より、大きい子どもたちと楽しむお話かと思います。

 そして、こちらも、最後は、優しい静かな音。自然の音。
≪ガヤガヤの町のアヒルは、世界中のどこのアヒルよりも、やわらかな声でクワ クワと鳴きました。家の戸は、音を立てずにすっとしまり、おまわりさんは、やさしくそっと笛をふき・・・人々は自分たちのまりが、世界で一番静かで平和だと自慢するようになりました。≫

 このほんの少しの違いのオノマトペでも、伝わるイメージは大きく違います。。例えば、「アヒルがでクワックワッと鳴き」と、「アヒルが柔らかな声でクワクワと鳴き」で、全然違う印象。
 日本語の面白さ、楽しさが、子どもたちに伝わっていきますように。
☆写真は、英国 マーロー テムズ川

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