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みんなみすべくきたすべく

求めているものが姿を現す

こけ6 (2)j
 「コケの自然誌」(ロビン・ウォール・キマラー著 三木直子訳 築地書館)は、科学の本ですが、文芸の本のような匂いもする面白い1冊でした。

 一昔前のカ・リ・リ・ロなら、過日の「英国貴族、領地を野生に戻す」➡➡や、「樹木たちの知られざる生活――森林管理官が聴いた森の声」(ペーター・ヴォールレーベン 長谷川圭訳 早川書房 ノンフィクション文庫)➡➡ 「動物たちの知られざる生活――森林管理官が聴いた野生の声」(ペーター・ヴォールレーベン 本田雅也訳 早川書房)➡➡、そして、今回の「コケの自然誌」など、書評に出ていても、友人に勧められても、なかなか手を出さなかったような本です。
 
 ネイティブアメリカン ポタワトミ族出身で、科学者の彼女のコケ愛が詰まった本です。
 知り合いの長老に、何かを見つける最良の方法はそれを探しに行かないことだと、言われます。科学者である彼女にとって、これは難解な概念ながら、さらに目の隅で見ること。可能性に心を開くこと。そうすれば求めているものが姿を現す。と教えられます。

  ネイティブアメリカンのものの考え方では、≪すべての生き物にはそれぞれの役割があり、生き物はそれぞれ、特有の才能と知恵、魂、物語を生まれながらにして持っている。…自分の中にあるそういう賜を発見し、それを上手に使うことを学ぶ、ということが教育の根幹にある。こうした賜にはまた、それを手段として互いのために尽くす責任がともなっている。・・・・≫

 なんて深い考えかたなのでしょう。この根幹のところを押さえている者が、為政者となり、教育を司る者となるならば、地球上に住むあらゆるものは、危機から縁遠いはずなのに・・・(続く)
☆写真は、先日の天神山➡➡のご神木

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