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ポターの周りの人(4-2)アン・キャロル・ムーア

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「ビアトリクス・ポター   描き、語り、田園をいつくしんだ人」(ジュディ・テイラー著 吉田新一訳 福音館)
(承前) ビアトリクス・ポターと会ったとき、アン・キャロル・ムーアは、アメリカの図書館界で、すでに権威がありましたが、それは、彼女がなしえた一つの仕事、図書館に子どもだけの「児童室」の創設に尽力したからでした。

 それまでは、子どもが本に触ってはいけなかったり、子どもの本棚にカギをかけていたり、子どもの本は少ししかないという実態があったようですが、彼女は、ニューヨーク図書館に作った児童室に、たくさんの子どもの本を用意し、読書会やコンサートやおはなし会などをの催しを企画し、有名な子どもの本の作家を呼んだり、また、英語がまだ苦手な子どもには、人形を用意し、和ませるなどしたようです。
 その人形、ニコラス・ニッカボッカは、ビアトリクス・ポターを訪問した時のお土産に持参したものでもありました。そして、その木の人形を、ポターは生涯、可愛がったということです。
 
 そして、このアン・キャロル・ムーアの働きは全米に広がり、ほかの国、日本にも、同じような児童室ができていったのです。

 アン・キャロル・ムーアが児童室を作った経緯については、絵本『図書館に児童室ができた日 ――アン・キャロル・ムーアのものがたり』にも書かれています。(*絵はグランマ・モーゼスに似ていて、温かみがあるものの、絵本に遊び心を求めている個人的には、ポターとは、距離があると感じました。)

 そして、また、The Art of Beatrix Potterの序文をムーアは書いています。(未邦訳)(続く)
☆写真は、前にも掲載したニューヨーク図書館➡➡

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