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みんなみすべくきたすべく

ごちそうの会

アトリーjj
 以下、複数回の文章を1月から2月に書いていたのですが、ポターを先に掲載しているうちに、コロナ禍になり・・・して、今頃やっと、UPです。というわけで、写真には、今となっては、暑苦しい綿の花が写ったり、以後季節外れの花が添えてあったりします。

 さて、
アリスン・アトリーのグレイ・ラビットのシリーズは、甲斐甲斐しく働くしっかりものの灰色ウサギのグレー・ラビットと、文句屋の大ウサギのヘアとリスのスキレルの3人が、森の奥で暮らす話です。フクロウや、ハリネズミなど、森の動物たちもたくさんでてきます。
 横柄な態度のヘアとスキレルが、好みではないものの、このシリーズには、美味しいものや、森の豊かな自然が細かく描かれていて、今回、うさぎ年ではなく、ネズミ年の本で思い出したのが、このシリーズの1冊。
 で、その前に、1冊。(これを紹介しなければ、その1冊にたどり着かない。)

「グレー・ラビットとヘアとスキレル スケートにいく」(アリスン・アトリー作 マーガレット・テンペスト絵 じんぐうてるお訳 童話館)旧版「グレー・ラビット スケートにゆく」(神宮輝夫・河野純三訳 評論社)

なにもかも凍ってしまったある日、グレー・ラビットたちは、スケートに出かけます。
朝の食事は、あついお茶と、パンをあつくきったバタートーストと、ニンジンのソーセージ。
心優しいグレー・ラビットは、おなかをすかせているであろうカラスたちのためにも、サンドウィッチを多めに作り、おなかをすかせて帰ってきたときのためには、ハーブパイ、アップルタルト、ジャムパイ、ヘーゼルナッツのコロッケ。それに、サクラソウのワイン。

うーん、おいしそう!よく気がつくこと。

それで、楽しい時間を過ごした3人が帰ってみると、庭には見慣れない足跡、用意してあったごちそうは、パンの皮が残っているだけ、サクラソウのワインの瓶は空っぽ。食べ物置き場の、たまごもナッツも玉ねぎも、お茶の葉、小麦粉までも、きれいになくなっている!

さあ、大変!すると、スキレルのベッドで寝ていたのが、尻尾をたらして、ぐっすり寝ている・・・・大ねずみのラット。

ラットを懲らしめるために、考え出したのが、結び目を作るのが得意なスキレルが、ラットの長い尻尾に結び目を作ること。
≪スキレルは、ながいしっぽを もちあげると、ひとつ、むすび目をつくり、それから、ひねっておりまげて、輪をつくり、しっぽの先をその輪にとおして、ぜったいにほどけないかたい、大きなむすび目をつくりました。≫*写真右の挿絵

それから、寝室のドアをドンドン、バンバンたたいたり、ふたをガンガン、ガシャガシャうちならしたり、スケートぐつの束を、ジャンジャン、ガチャガチャふって、ものすごい音をたてると、慌てて ラットは退散。

そこへ、もぐらとかわねずみが、「ごちそうの会」にしようと持ってきたのが、
たまご12個、バターケーキ、スポンジケーキいりパイ、ツルコケモモのゼリー、ラズベリージャムとたんぽぽのサンドウィッチ、それから砂糖ころものついた大きなプラムケーキ。
うーん、おいしそう!(続く)

☆写真左は、旧版の「グレー・ラビット スケートにゆく」(アリスン・アトリー作 マーガレット・テンペスト絵 神宮輝夫・河野純三訳 評論社)表紙
写真右は「グレー・ラビットとヘアとスキレル スケートにいく」(アリスン・アトリー作 マーガレット・テンペスト絵 じんぐうてるお訳 童話館)

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