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グロースターのネズミ

お皿j
(承前)「グロースターの仕たて屋」(ベアトリクス・ポター作 石井桃子訳 福音館)
 多分、ポターの描くネズミの本の絵の筆頭が、この「グロースターの仕たて屋」だと思っています。ネズミの本以外だとしても、ピーターラビットシリーズの中でも、一番好きな作品かも、と考えていたら、ポター自身も一番気に入っていた作品だとあって、嬉しくなりました。昨日、シリーズ後半の「まちねずみ ジョニーのおはなし」の中での気に入った2枚の絵のことを書きましたが、➡➡、この「グロースターの仕たて屋」の中には、ポターの持てる力を最大限に生かしたと思われる絵が、何枚も入っています。その芸術性の高さは、ここでいうまでもありません。

 この絵本のことは、以前、グロースターに行った時に書いています。➡➡  ⇒⇒  ➡➡
  
 30年近く前、英国湖水地方に行って、ピーター・ラビット他、ベアトリクス・ポターの描く世界を楽しんできたことがありました。が、この「グロースターの仕立て屋」に限っては、舞台が湖水地方じゃないのです。イングランド西部のグロースターという歴史ある町。➡➡➡➡

 仕立て屋さんのお仕事を手伝うのが、ネズミの小さな手という発想が、楽しい。確かに、刺しゅうや他、細かい伝統工芸などの手仕事を見ると、本当にこれって人の手でされたもの?と思うことが多々ありますから。
 それに、もう一つこの本で楽しいのは、いつもは偉そうな猫が、悔い改めているところ。先日のネコ巻ダンゴ➡➡にしても、どうも、ポターは、ネズミを贔屓気味のような気がします。(続く)

☆写真の「グロースターの仕立て屋」の絵本には、ネズミたちが ポターのヒルトップの屋敷に実際にあったカップなどを背景に描かれています。特に、写真下右に描かれた、青いシノワズリーのシュガーポットは、イギリスではよく見かける陶器です。カ・リ・リ・ロも一時期、この青い食器を好んで集めていた時期がありました。アンティークというほどのものではなく、プリントされたものですが・・・

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