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アーサー・ラッカムの真夏の夜の夢

ラッカムj
(承前)
  岩波少年文庫の「シェイクスピア物語」)(矢川澄子訳)にはラッカムの挿絵がついていますが、話一つに一つの挿絵。(1899年のものには11の線画、1909年の改訂版には12のカラー絵がついたようなので、岩波少年文庫は、ラムの文章自体は1807年のものですが、ラッカムの挿絵本は1899年のものだと思われます。)

 ところが、新書館の出版には、シェイクピアの「真夏の夜の夢」(伊東杏里訳)で、ラッカムの挿絵がたっぷり入ったものがあります。 あとがき【『真夏の夜の夢』を描いた絵師】(荒俣宏)によると、ラッカム自身、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」の作品をいたく、気に入り、挿絵たっぷりのもの(カラー絵40枚線画34枚)を1908年に出版したようです。(1939年にも限定のものも出したとあります。)

 このラッカム絵を充分楽しめる、「真夏の夜の夢」は、シェイクピピア原作のようにト書きや台詞ではなく、散文ですので、臨場感が違うものの、もしかしたら、台本のような作品が苦手な向きは、この方が読みやすいと思われます。

☆写真右;岩波少年文庫「シェイクスピア物語」(矢川澄子訳)の真夏の夜の夢。写真左;ラッカム挿絵の「真夏の夜の夢」(伊東杏里訳 新書館)

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