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みんなみすべくきたすべく

次々 広がる世界

ダリア16

「ガーンジー島の読書会 上下」(メアリー・アン・シェイファー  アニー・バロウズ 木村博江訳 イースト・プレス)

➡➡承前:二か月前の文章からの続きです。)ガーンジー島に住むドージーは、ジュリエットの名前と住所の入った古本チャールズ・ラム「エリア随筆・選集」を手に入れ、読んだ感想を書いて、元の持ち主ジュリエットに手紙を書きます。

≪チャールズ・ラムは、ドイツ軍がここを占領していたあいだ、ぼくを笑わせてくれました。とりわけ笑ったのは、彼がローストピッグについて書いた下りです。「ガーンジー読書とポテトピールパイの会」が誕生したのも、もとはと言えば、ローストピッグをドイツ軍の目から隠すためでした。そんなわけで、ぼくはラムに親しみをおぼえます。≫

 ・・・とあって、その返事にジュリエットがこう書きます。
≪私が読書を愛するのは、それがあるからです。本の中で、ある小さなことが読み手の心を捉えると、その興味がべつの本へと読者を導き、第二の本の中の小さなことが、またべつの第三の本へと誘う。幾何学模様のように広がっていくのです。――行き着く先はなく、ひたすら純粋な喜びのために。≫

そうそう! 次々広がる世界。
いい本、いい芸術作品に出合うとそれが次への興味へと誘う。そうそう!そうなのです。
・・・・とうことで、かつて、挫折して読めなかった「エリア随筆抄」(チャールズ・ラム 山内義雄訳 みすず書房)を読みました。まずは、ローストピッグについて書いた文から。(続く)

**この文章は、二か月前に書いた文章の続きで、書いたのはさらに前のことですが、たまたま、先日来、書いていた高校国語の文学問題➡➡につながっていることに、気付きました。

☆写真は、、スイス モルジュのダリア➡➡ 2017年に夫が図鑑を作るのかと思うばかりに、どれもこれも撮っていたダリアです。しばらくダリアの花、連載します。今や、季節外れの感ありありですが、二か月前なら、いい感じだったのよ。

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