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朝顔は秋の季語

                      214朝顔j
「朝がほや一輪深き淵の色」(蕪村)
 朝顔は秋の季語。今日は立秋。 

 2000年の京都国立博物館で開かれた若冲没後200年特別展覧会で、「向日葵雄鶏図」(宮内庁三の丸尚蔵館)を見たとき、雄鶏の尾羽の白黒と、向日葵に絡みつく、朝顔の白黒模様のバランスが、モダンで面白いと思ったことがありました。白黒の朝顔なんて知りませんでしたから、てっきり、若冲が、尾羽とのバランスで配置したのだろうなどと思っていたのです。するうち、江戸時代は、朝顔の品種改良が盛んで、様々な朝顔を庶民は楽しんだと知りました。好奇心旺盛な若冲が新奇なものを題材にすることは多く、じゃあ、白黒朝顔も実在したのかもしれない・・・

 と思っていると、日経(2012年7月22日朝刊)に「アサガオ千変万化に迫る」と言う記事が出ていました。若冲の「向日葵雄鶏図」の白黒の朝顔が「黒白江南花(こくびゃくこうなんか)」というもので、「採薬使記」(1758年)には、このアサガオのように色がまばらな絞り咲きのアサガオの記録があるそうな。
 記事には、花に切れ込みのあるもの、葉の幅が狭いもの、葉と花弁のヘリが反るもの、幻の黄色のアサガオなどなど、最新の遺伝子研究がその謎を解き明かそうとしているとありました。小学校一年生が、春に種をまいて育て、夏休みに家に持ち帰って、記録を夏休みの宿題にする。あのポピュラーな朝顔だけではなかった・・・

  

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