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ドービニー展

ドービ二―2
 (承前)・・・ということで、上京する際に、東京 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の「ドービニー展」(~2019年6月30日)に行ってきました。

 本邦初と銘打つように、日本でのドービニーの知名度は低いものの、この画家が、自分の船(ボッタン号)をアトリエに持ち、自然に目を向け、特に水辺の風景作品を数多く残したことは、モネが船のアトリエを持ったことにも影響を与え、彼自身の画風も、のちの印象派に近い画風となって行き、それが、次世代の画家たちの指針となり、いずれ、印象派とされる若い画家たちを擁護する側にもなっていったことを考えると、また、なにより、画家たちがドービニーが住むオーヴェル・シュル・オワーズに集まってきたことを考えると、もっと、知っていてもよかったと思います。

 多分、「オーヴェル・シュル・オワーズの画家たち」という展覧会であれば、コローやクールベやドーミエ、モネやセザンヌやピサロ、ゴッホなども、集められることになり、ドービニーの位置も喧伝できると思いますが、今までも、そんな企画を知りません。

 ドービニーは、水辺の画家とも言われるように、水辺の風景を描き続けていますから、作品が同じような風景画に見えなくもない・・・ということが、ドービニーの今の集客力につながっているのかもしれません。
 が、しかし、同じように見える風景も、時間や天候で、まったく違った様相を呈し、自然の魅力は尽きることがないことをドービ二ーは表現しています。そして、セーヌ河、オワーズ川を行き来して描かれた彼の絵の風景を見ていると、それをこの目でみる船旅をしてみたいものだと思うくらいです。が、そんな素敵な船旅は難しいとしても、せめて、オーヴェル・シュル・オワーズ村には、いつか、行って見たいと思うのです。魅力あるものが、まだありましたから。(続く)

☆上の写真は、「オワーズ河畔」という絵の案内紙の上に、画風が変わってきた「ボッタン号」と「果樹の花」の絵葉書。下の写真は、、会場入り口にある写真スポットの垂れ幕「ヴァルモンドアの森の中(ル・ソスロン)」

    ドービ二―4

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