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みんなみすべくきたすべく

雨のオーヴェール

オーベルj
(承前)
 ジェフリー・アーチャーの短篇集「嘘ばっかり」(戸田裕之訳 新潮文庫)➡➡の中に入っている「オーヴェル・シュル・オワーズの風景」と長編「ゴッホは欺く」(上下巻 永井淳訳 新潮文庫)➡➡を読んだら、特にゴッホの最晩年「オーヴェル・シュール・オワーズ」村でのことが気になりました。それで、「ゴッホの手紙 上中下」➡➡下巻の最後,オーヴェル・シュール・オワーズ村,からの発信辺りを読み返してみました。(続く)

☆写真は、ゴッホ最晩年の一枚、「雨の風景」です。岩波世界の巨匠「ゴッホ」掲載の最後のページに掲載されています。その解説には、こうありました。
≪雨のオーヴェール。オーヴェールは、静かにうずくまっている。屋根は樹木のあいだに埋め込まれ、教会の塔だけが丘の背景に聳えている。この北斎にならった情景には、不作であったという特徴がすべてそなわっている。・・・・・・・ゴッホは、1890年の収穫が開始されるのを見届けるまで生きていた、刈られた小麦は束ねられ、刈り株が燃やされる用意が整っていた、とはいえ、雨は降り続け、家庭用聖書の読み取れないページのように、ぼんやりと輪郭の溶けたずぶぬれの耕地が目の前に広がっているのをゴッホは眺めている。・・・・≫(ウィリアム・フィーヴァー 水沢勉訳 岩波書店)

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