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みんなみすべくきたすべく

そして、みんなも ねこである!

サイモンj
「サイモンは、ねこである」(ガリア・バーンスタイン作 なかがわちひろ訳 あすなろ書房)

 上記、写真の左端に、小さく「そして、みんなも ねこである!」という文字が見えますか?これは、表紙カバーを広げたところで、カバーされた状態では、表から見えず、折り込まれている箇所です。だから、多くは見落とします。
 が、洒落っ気のある作者は、この絵本のテーマであり、みんなも猫ということをどうしても、言いたくて、ここに表記したのだと思います。小さくても、主張するポリシーは、またこれ、この絵本のテーマだと思われます。

 お話は単純、サイモンという小猫がライオンやチーターやピューマやクロヒョウやトラたちに、「ぼくたちのだ にてますね」というところから話は始まります。みんなはそれを一笑に伏すものの、よく考えると、「いい耳を持ってる」「立派なひげと長いしっぽ」「鋭い歯」「とがった爪」「暗闇でも見える目」を、みんな持っていることがわかります。小猫のサイモンも「ちっちゃい」ながらも、持っていたのです。・・・・・ということで、サイモンも、仲間だとわかり、みんなで楽しく過ごす・・・というお話。

 これを読むと、ちょっとした違いにしか過ぎないものにこだわっていると、大きな括りが見えなくなる、ものの本質が見えなくる・・・・なーんてこと、考えて読んだら、面白くないので、このサイモンという猫たちの関わりを楽しむのみ。 

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