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みんなみすべくきたすべく

182キバシガラスj
 黒の服を着た人が並ぶと、同じ黒のはずなのに、深緑みたいな人、茶色みたいな人、濃紺に見える人など、全然違います。現在の衣服は化学染料だとはいえ、黒色の秘密は、以下、短い引用ながら、天然染料の黒染の話にも、あるような気がします。
 黒は、手間がかかっていたのでした。

(吉岡幸雄 JAL「アゴラ」2012年7月号「男達の色彩」『吉岡憲法黒』)より
≪まず、藍で縹色(やや薄い藍色)に染め、次に楊梅(やまもも)の樹皮の煎じ液で染めて、鉄分がとけた鉄漿(てっしょう)の液に浸す。憲法黒に限らず黒染には鉄分が必要で、黒への化学反応を促すのである。天然染料の黒染は、植物のタンニン酸を抽出して茶系に染めてから、鉄媒染で、黒く発色させる方法が世界の至るところでとられている。・・・・≫

 このような染め方をすると、底色にある「藍」を感じさせる「藍下黒」になるそうな。
 むむむ、おぬし、そうだったのか・・・

☆写真は、スイス ピラトゥス山 キバシガラス(撮影:&Co.A)

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