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みんなみすべくきたすべく

古典の中の猫

花桃1
猫の絵本 関連ではなく、最近、気になっている涅槃図の猫 関連で見つけたのが、「猫の古典文学誌ー鈴の音が聞こえる」(田中貴子著 講談社文芸文庫)でした。

 読んでみると、涅槃図の猫について書かれているのは、ごく一部で、しかも、著者は、涅槃図の多くの実物をご覧になっていないこともあって、深く掘り下げたものではありませんでした。

 ともあれ、専門である中世国文学の猫を中心に、日本古来から、いろんな形で、猫が表現されてきたことは、よくわかりました。愛猫家と自称されているので、その辺の掘り下げは愛のこもった深いもののように思います。

 そして、ここにも源氏物語。これは、あの猫。あの御簾を引っ掛けたあの猫。柏木と女三宮出逢いのあの子猫の登場。

 先日書いた、夕霧が藤袴を差し入れるのも御簾ごし➡➡で≪御簾のつまよりさし入れて≫という「藤袴」の話より、この「若菜」の方が、御簾の役目が ずっと印象的。子猫という小道具がアクティブだから、映像としてイメージしやすい。

 御簾ごしに蹴鞠を見ている女たち、そんなとき、子猫が少し大きな猫に追いかけられて、御簾の下から潜り抜け走り出るも、つけられていた長い綱が、ひっかかって、逃げようと引きずる間に、御簾の端が、めくれ上がり、室内の女三宮たちは、外に居た柏木達の目に触れることに…で、この一瞬で、柏木はフォーリンラブ・・・そのあと、柏木は、女三宮の猫を手に入れ・・・「ねうねう」と鳴く (この鳴き声が意味深長) 猫を可愛がり・・・そして・・・・
 
☆写真上左側に、白黒の猫が写っているの見えますか?近くの公園の八重で紅い花桃の木。
 花桃2

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