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極楽にいった猫

   涅槃猫j
「極楽にいった猫」(エリザベス・コーツワース 古屋美登里訳 清流出版)
 冬の京都の特別公開で「涅槃図」 を何点か見てから➡➡  ⇒⇒  ➡➡  ⇒⇒、この本のことを教えてくださった方いて、図書館リニューアル後やっと、借りることが出来ました。

 「極楽にいった猫」は1931年にニューベリー賞を受賞し、たくさんの作品を残したコッツワースという作家の作品です。*ニューベリー賞は、アメリカでその年、最も優れた児童文学に与えられる賞で1922年から*

 長いお話ではありません。
 貧しい絵師が、涅槃図を描く仕事をするのですが、釈迦の人生をたどりながら、それぞれの動物の動きにも心を寄せて描いていきます。
 その絵師の傍には、猫がいました。が、猫は、死者を踊らせたり奪ったりするために臨終の場にはタブーであったらしく、また、摩耶夫人が投じた薬袋を取りに行ったネズミを猫が食べてしまうといわれていた➡➡ので、涅槃図には描かれませんでした。が、絵師は、「福」と名付けられた猫を描かずにはいられません。
≪「他の動物は釈迦に受け入れられ、慈悲を受け、極楽へいくことができたのに、猫のまえで極楽へと通じる扉は閉まってしまったのです。絵師の目に涙が溢れてきました。「そんな無慈悲なことはできない」≫と、一番いい絵筆で、最後に猫を描きいれたのです。≫

 こんなお話を1931年にアメリカの女性が書いたことにびっくりです。この人は20代の頃に一人で日本に来たようで(日本の大正時代)、東洋の国々も旅したようです。幼い頃から両親と世界中旅していたとありました。

で、この猫、「福」という猫、昨日の Delilah➡➡と同じ三毛猫!なのですよ。
この話では、三毛猫の美しさを、こう表現しています。
≪白い雪に金箔と漆をおとしたような体をしているな。白い花に二羽の蝶が舞い降りたようにも見える・・・・≫
三毛猫を愛したフレディ・マーキュリーは、この話を読んでいただろうか?

参考:「涅槃図物語」(竹林史博 大法輪閣)
☆写真は、再登場、京都 轉法輪寺 涅槃図に描かれた猫➡➡

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